今回本の中で自分のコレクションを紹介できたのは良かったのですが、ちょっとした説明文を添えるだけで、買った時の状況や詳しい情報を書けなかったのがフラストレーションでした。ですので、ここしばらくは主だったアイテムに限って、本の中では書けなかった詳細を書いていきたいと思います。
これはクリニャンクールで購入した30年代のドレス。確か3ユーロでした。ビーズは取れている箇所がいくつもあるし、所々切れているので状態としては今一つ。お店の人も簡単に売れず困っていたのかもしれません。でもオンボロではないので3ユーロは安いですね。
アールデコ様式のモチーフで、ジャポニズムの影響といえるかもしれませんが、この色合いからすると、もしかしたらアフリカのモチーフという可能性もあります。どうなんだろう。やっぱり日本の着物柄なのでしょう。
切れている部分を繕って洗濯し、ビースを刺繡し直そうなんて思って10年くらい経っています。文化服飾博物館の学芸員の方が、歴史的価値ある服は洗ってはいけないと言っていたので、多分このままにしておくはず。これ持っててどうするの?って声が聞こえてきそうですが、こんな状態じゃ博物館に寄付できないし、蚤の市展では売れないし、やっぱりタンスの中に閉まっておいて、たまに眺めてニタリとするしかないようです~。
ただの観賞用じゃもったいない?