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ゴルチエ・パリ2018春夏

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 ジャン=ポール・ゴルチエによるオート・クチュールのショーは、いつも通り本社パーティルームを会場に開催されました。今シーズンは、ゴルチエの師匠であるピエール・カルダンにオマージュを捧げています。60年代のサイケデリックな感じをゴルチエ風にアレンジ。こちらのドレスは、プリーツのかかったリボンを全面に縫い付けたドレス。リボンはおそらくモクバによるもの。
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 これは労作。リボン状にしたモスリンを編んでいます。パンツにはサイドの縫い目がありません。
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 カルダンのスタイルをそのままコピーすることはもちろんなく、ゴルチエはゴルチエ、な感じ。今までに繰り返し登場してきたアイデアはあるにはありますが、そもそも、それを初めてやったのはゴルチエ、というものも沢山あるわけで、オリジネーターとしてアピールする権利はあるでしょう。
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 最後の方に必ず登場するモデルのココ・ロシャ。今回は娘を連れてやってきました。ドレスはブランケットにパイピングしただけ、みたいなナゾな仕上がり。
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 マリエを着たモデルとゴルチエ先生。「今回は走らないなぁ」と思っていましたが、結局はこの後カメラへ向かって突進していきました。
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 カルダンさんが来ていました。95歳ですって。何でもエリゼ宮(大統領官邸)の周りの土地のほとんどを所有しているらしく、クチュリエというよりかは不動産王なのだそう。でも奥さんも子供もいなくて、誰が相続するんでしょう。
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 女優のマリオン・コティヤールとルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターのニコラ・ゲスキエール。マリオン・コティヤールは個人的には全然好きじゃないのでコメントは無し。着用しているトップスはもちろんゴルチエで、ハンドプリーツでアランニット模様を描いているという凄い代物です。ニコラ・ゲスキエールについては、その昔ゴルチエのアシスタントだったそうで、今回は師匠と弟子の両方を招いていたのでした。
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 カトリーヌ・ランジェ。レ・リタ・ミツコのボーカルです。個人的に、レ・リタ・ミツコはポップグループとしてリスペクト。パートナーのフレッド・シシャンが亡くなってからは主だった活動はしていません。カトリーヌはそこそこの家庭環境だったのにお転婆さんだったようで、僕がトライしたことのないようなジャンルのフェティッシュなフィルムに出演していたりします。色々な意味で凄い人です~。


明日はヴィクター&ロルフ~
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by tomoakishimizu | 2018-01-31 00:08 | パリコレ | Comments(0)

アクネ ストゥディオズ 2018/2019秋冬

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 すみません。ブログのアップが1日おきになってますね。風邪はかなり良くなったものの、まだ鼻詰まりが酷くて快眠できず。週末はしっかり仕入をし、同時に先延ばしにしていたファッション・ヘッドラインの原稿を書き、何だか心も身体も休まらない状態が続いています。まぁ、頑張りたいと思います。ところで、セーヌ川の洪水ですが、注意報を出したけど全然大丈夫だった、という2016年のケースと同じ感じで収まるよう。1910年の時のように、「移動は船で」ということにはならなさそうです~。
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 さて、本日はヴィクター&ロルフではなく、アクネ ストゥディオズのプレタポルテ・コレクションのご紹介です。本当だったら3月に発表するものを、オートクチュール期間中に持ってきたのだそう。
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 前回は、デザイナーのジョニー・ヨハンソンの周囲にいる友人たちのスタイルを参考にしていましたが、今季は、街ではなく田舎に住んでいるクリエイティヴな人々に影響を受けているようです。
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 ということで、ちょっと垢抜けない感じもするのだけれど、スタイルとして完成されています。そして、それが最終的に格好良く見えてくるのだから不思議。トレンドであるチェックも取り入れていて、ハズシのない、非常に良く練られたコレクションとなっていました。さすがはアクネです~。


明日はゴルチエ~
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by tomoakishimizu | 2018-01-29 20:39 | パリコレ | Comments(0)

アルマーニ・プリヴェ2018春夏

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 いきなりオート・クチュールへジャンプ! 本日はジョルジオ・アルマーニ先生です。会場はいつも通りシャイヨー宮の舞踏室。テーマは『雲』で、一日の中で見せる雲の陰影を表現していました。こちらはクロコダイルのジャケット。実際にショールームで触ってみましたが、とても軟らかかったです。
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 スパンコール刺繍を施した布にオーガンジーを被せたドレス。オーガンジーは手染めしています。今季ほとんどのアイテムが手で染めた素材を使用していました。
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 これが凄い代物でした。スワロフスキーのクリスタルビーズを糸に通したものを刺繍し、さらにアクリルの薄い板をハンドカットしたものを上から刺繍しています。
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 ジャケットは一見ツイードに見えますが、ツイード風の総刺繍。スカートは物凄く張りのある糸を織ったもので、自然に丸みが出る素材を使用。
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 最後の2体のうちの1体。アルマーニ先生のチャレンジ精神がよく現れたドレスだと思います。何だか良くわからないけれど、力技で形にした感じ。
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 御大。一時の元気の無さが嘘のようで、肌艶良くてビックリです。ほぼ同い年のカール・ラガーフェルドは、「死ぬまでシャネルのアーティスティック・ディレクターをする」と宣言したとかしないとか。独立性を保っている数少ない企業のオーナーデザイナーとして、アルマーニ先生には是非頑張って頂きたいものです。
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 オマケ。前回ショーが始まってから着席して大ブーイングだったイザベル・ユペール。撮り方が悪かったのか毒々しさ満載で、ちょっとナン・ゴールディン風(嘘)。


明日はヴィクター&ロルフ~
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by tomoakishimizu | 2018-01-27 23:06 | パリコレ | Comments(0)

サカイ 2018/2019秋冬

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 阿部千登勢によるサカイのショーは、北マレ地区にあるパーキングを会場にショーを開催しました。ここは去年、ドリス・ヴァン・ノッテンがショーを行ったところ。 
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 Truth(真実)がキーワード。ニューヨーク・タイムズ紙は、昨年からこの言葉を使ってキャンペーンを行ってきたそうで、それを出発点として、真理・知覚・信頼性の概念を探究したのだそうです。う~ん、よくわからない。これはプレス資料に書かれていた文言ですが、日本のデザイナーは自分の思想やクリエーションに対する哲学を明白にしたがる傾向があるのは興味深いところです。やはりシリアスでありたいと思うのでしょう。欧米のデザイナーなんてちゃらんぽらんな人が多くて対照的です。どちらが良い悪いの話ではなく。
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 こちらはレディース。ブーツはUGGとのコラボレーション。レディースの割合も結構高く、全54ルックのうち20体以上あり、メンズと共通した雰囲気のものが多かったです。
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 今季のトレンドであるチェックも登場していました。タータンやプリンス・オブ・ウェールズ・チェックなど、トラディショナルなものが流行りそう。 
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 ミリタリー風のコートには、あえて華やかなフローラルプリントをぶつけています。実はこのモチーフ、レインスプーナーというアロハの老舗とのコラボレーション。道理で見ている時に「ちょっと欲しいかも~」と心がザワつき、後から「そういうことだったのかぁ」と納得したのでした~。


洪水は大丈夫そうです~
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by tomoakishimizu | 2018-01-26 23:16 | パリコレ | Comments(0)

コム デ ギャルソン オムプリュス 2018/2019秋冬

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  コム デ ギャルソン オムプリュスのショーは、工事中のシャトレ劇場の舞台の上で開催されました。冒頭に恐竜の骨の仮面を被ったモデルが登場。これはアーティスト、下田昌克氏の作品だそう。
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 コレクションタイトルは『White shock』。パンクを表現する時は往々にして黒を使用しますが、今回はあえて白で表現したのだそうです。
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 白の無地の他には、建物のタイル、コンクリートに石を敷き詰めた路面の写真プリントが登場していました。スニーカーはナイキとのコラボレーション。 
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 最後の方でも恐竜の仮面が登場。ウレタンの綿をかませた素材を使用していて、独特の張りとボリューム感あるアイテムが多かったです。仮面に気を取られがちですが、実は着易そうなものばかり。着る対象をしっかりと見据えているのは、いつもながらさすがだと思います~。


住居保険会社から洪水注意報が来ました~
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by tomoakishimizu | 2018-01-24 21:56 | パリコレ | Comments(0)

ジュンヤ ワタナベ 2018/2019秋冬

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 この数日間は本当に大変でした~。風邪をひいたのは1年振りで、自分としても良くここまで持ち堪えたなと思います。そもそも1年分の積もり積もったものがあったのと、パリに戻ってきたからの洗濯機事件、そして暖房機事件がいけませんでした。暖房機のモーターを3日間再稼動させるタイミングが、メンズコレクションとぶつかったのです。メンズ2日目、ヴァレンティノのショー後のパーティで、ついついシャンパンを飲み過ぎてしまい、身体が火照ったまま寝ようとしましたが、暖まった部屋のせいで暑くて寝つけず。そこから体調を崩していき、次の日の夕方から何となく身体に違和感を覚え、それから2日後はかなり重くなり、頭痛が始まりました。眼や歯茎も何となく痛くなり出して、どうなることかと思いましたが、今回取材数が減ったことで睡眠時間を確保でき、結果的に自分を救ってくれました。といっても、頭痛と関節痛と鼻詰まりで快眠には程遠かったのですが。メンズ最終日は珍しくタクシーを多用してやり過ごし、昨日のクチュール初日は、日本のユイマナカザトのショーとディオールのパーティを無事にこなしました。ディオールのパーティではシャンパンのリュイナールが湯水のように振舞われていましたが、一切手をつけず。ああ、こういう状況でもお酒に手を出さない自分がいる、なんて思って不思議でしたけれどね。今日は鼻声は続いているものの、通常通りのスケジュールをこなせそうです~。
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 さて本日は、ジュンヤ ワタナベ。15区にある高架橋の下にあるパーキングを会場にショーを発表しました。テーマは『Functional decoration』。機能的装飾とでも訳すのでしょうか。カジュアルウェア、スポーツウェア、ワークウェア、そしてテーラードをミックスしながら、機能的な装飾で彩られたモードを実現させていました。冒頭のアイテムは、機能性というよりかは装飾性を重視した反射板使いが印象的でした。
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 こちらはノースフェイスとのコラボレーションアイテム。他にもカナダグースやリュックサックのカリマー、定番となっているリーバイスやカールハートとのコラボレーション作品もありました。
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 突然モデルが、ランウェイの中途でターンして客席の後ろにある衝立の裏に潜り込みました。
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 そして出てきた姿がこちら。ジャケットはリバーシブルで、全く印象の違うものになっています。
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 こちらのバッグを手にしたモデルも、衝立に向かって歩いていきます。何かやってくれそうな予感。
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 手にしていたバッグは、実はジャケットだったのでした。例えば、バッグの中にものを入れていた場合、ジャケットを着ちゃったあとはどうするんだろう、といった素朴な疑問が湧き出てきたりもしますが、そんなことを考えるのは野暮というもの。それはともかく、間近で見たら、その完璧な出来栄えに二度見してしまった程です~。


今日はみんな大好きアルマーニ~
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by tomoakishimizu | 2018-01-23 21:41 | パリコレ | Comments(0)

ドリス・ヴァン・ノッテン 2018/2019秋冬

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 ドリス・ヴァン・ノッテンのショーは、サン・マルタン運河沿いにある運河の税関で、船置き場にしていたと見られるダダっ広いスペースで開催されました。トラディショナル、テーラリング、ナッシュヴィル、フォーク、タータン、スポーツといったキーワードを掲げていて、それらが渾然一体と、しかし美しく混ざり合っていました。
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 今シーズンのキーモチーフだったのがマーブルプリント。全てオリジナルプリントで、あらゆるパターンが登場していました。
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 フェイクパイソンレザーをアップリケしたウェスタンシャツ。フェイクレザーといっても物凄い完成度で、簡単に騙されそうなレベルでした。
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 最後にマーブルプリントのコートをまとったモデル達が一斉に登場し、圧巻のフィナーレとなりました。この中の1点、ブルーとグリーンのコートが欲しいなぁと思ってショールームへ行って聞いたところ、この最後のコート類はショー用に作ったもので販売しないのだそうです。残念~。


とうとう風邪をひきました~
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by tomoakishimizu | 2018-01-21 20:53 | パリコレ | Comments(0)

イッセイミヤケ メン 2018/2019秋冬

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 高橋悠介によるイッセイミヤケは、パリ中心部のレオミュールにある劇場、ゲーテ・リリックでショーを開催しました。都市で生活している間に得られる感覚、生活のリズムや速度、変化などに加えて、周囲にある建築物などの眼から入ってくる情報を服に落とし込んでいます。こちらは、正方形の布を上から落として偶発的に出来たモチーフを転写プリントしたTシャツを合わせたセットアップ。
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 独自に開発したポリエステル糸のストレッチテープを用いたセットアップ。ギャザーが寄ることで、装飾的になり、ボリュームが出ます。
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 こちらのコートは特に目を引いたアイテム。片面のみを黒で捺染したウールを、縫製後にグリーンに染めているそうです。深い色合いとシンプルかつボリューム感あるカッティングが素敵でした。
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 1985年発表のサングラスの復刻モデルをコーディネイトしたルック。今回は独自の素材を前面に押し出すのではなく、1つの要素として溶け込ませている印象でした。ということで、ちょっと大人しめだったかもしれないけれど、どれも着易そう。といっても、いわゆるリアルクローズとは一線を画していて、しっかりとハイファッション、そしてイッセイミヤケになっているというバランスの妙を見せていました~。


今回は10くらいしかショーを見ません~
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by tomoakishimizu | 2018-01-19 21:24 | パリコレ | Comments(0)

ヴァレンティノ 2018/2019秋冬

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 ピエールパオロ・ピッチョーリによるヴァレンティノのショーは、旧ロスチャイルド邸で開催されました。
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 う~ん、やっぱり上手く撮れませんでした。でも何となく、素材の良さとかシルエットの美しさ、全体の醸し出す優雅な雰囲気などは伝わると思います。
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 こちらはモンクレールとのコラボレーションだそうです。裾にはVLTNのロゴ入り。去年発表されたコレクションくらいから、ヴァレンティノもロゴ押しになっています。それはさておき、コート一つとっても、パッチワークや刺繍など、クチュールメゾンのテクニックが存分に生かされていて、素材使いも原価度外視で、ヴァレンティノならではのものばかり。それでいて古めかしくならず、とてもモダンで若々しく仕上げています。変わらず、非の打ち所のないコレクション。ヴァレンティノの快進撃は依然として続きそうです~。


ファッションヘッドラインの記事もご覧ください~
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by tomoakishimizu | 2018-01-18 21:07 | パリコレ | Comments(2)

アーマンド・マルセル作指くわえ人形

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 実は、昨夜からメンズのパリコレが始まってはいるのですが、今回はファッション・ヘッドラインでの取材数が激減となり、結構暇な感じです。で、今日の午後3時半からのY/projectのショーが僕にとって最初のショー。でも、写真が撮れなかったので、今夜のヴァレンティノが上手く撮れたら明日リポートしたいと思います。
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 さて、本日はこちら。アーマンド・マルセル作の指くわえ人形です。AMのイニシャルと520の数字が入っています。制作年代を調べても系統立てて紹介しているサイトが見つけられず。1930年代まで、というザックリな推測しか出来ないのが実情です。
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 顔部分はビスク(磁器)にペイントを施していて、身体はコットンか何かのニット地にコットンの中綿を詰めています。体長は30cm。口部分が壊れているように見えますが、実は最初からこの状態。
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 指をくわえられるようになっているのです。だから何? という気も起きなくもないですが。
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 ニットの服とボネは前の持ち主の自作のよう。ボネにはおしゃぶりのおもちゃが付いていて、こちらもくわさせることが可能。
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 ちゃんと眠ります。服とボネが全然合っていないので、他の服を探したいのですが、サイズの合う服を探すのも大変なので、ひとまずこのままで販売したいと思います~。


写真よりも実物の方が断然可愛いです~
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by tomoakishimizu | 2018-01-17 23:13 | 人形シリーズ | Comments(0)