カテゴリ:調度品( 582 )

アビランドのフォトフォール『ウジェニー皇后』

e0074478_02125064.jpg
 ヴァンヴの蚤の市で見つけた、アビランド社のキャンドルホルダーです。以前はハビランドという表記だったのに、いつの間にかアビランドになっていました。正確にはアヴィランで、いずれにせよ不満が残ります。まぁ、アメリカ人の家族が創設した会社なので、本当はハヴィランドなのでしょうが。
e0074478_02125042.jpg
 見ての通り、最近のバックスタンプです。現在は生産されていない、という程度の古さ。ナポレオン三世の皇后、ウジェニーの名前が入っています。
e0074478_02125033.jpg
 ウジェニー皇后シリーズは、19世紀にアビランド社がペインターであるレオンス・リビエールを起用し、スミレの香水を好んでいたウジェニーのための制作した食器セットがベースになっているのだそう。その後、1967年に復刻され、現行品としてプレートやソース入れなどが販売されています。印判なのにギョッとする値段で。
e0074478_02125034.jpg
 キャンドルを入れると、このようにスミレの花が立体的に浮き上がるという仕掛け。ベルナルドーも同じようにビスク製のキャンドルホルダーを発売していますが、そちらは『リトファニー(磁器製の透かし)』と表現していて、アビランドは差別化を図っているのか、ロウソクなどを用いるインテリア用の明かりを意味する『フォトフォール』を使用しています。
e0074478_02124944.jpg
 ところで、今日も仕入に出かけましたが、街中での古物市はほとんど無く、昼過ぎには帰ってきてしまいました。そうしたら、ガス爆発を心配してメッセージを下さる方が数名。中には札幌在住の方もいて、先月の爆発事故が記憶に新しかったのか、真剣に心配して下さっていました。とにかく、お陰様で僕は無事です。デモ行進も上手くかわせたし。それはそうと、僕の住むアパートの周りにもパン屋が沢山あって、明日は我が身だったりします。気を付けようがないですが、気を付けたいと思います~。


パリ、本当に住みにくいです~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2019-01-12 23:50 | 調度品 | Comments(0)

花モチーフ付きパリ焼香水瓶

e0074478_02361022.jpg
 パリ市内の古物市で見つけた、パリ焼と見られる磁器製香水瓶。見た目は可憐ですが、触るとイガイガが痛いです。金彩がかなり適当だけれど、全体としては可愛いから許そう。
e0074478_02361117.jpg
 以前、パリ焼の小花付き花瓶 をご紹介していますが、花を散らす意匠はナポレオン三世時代の典型で、こちらの香水瓶の方が作りが粗いものの、同じ時代の制作と思われます。
e0074478_02361042.jpg
 残念ながら、というか当然ながら欠損あり。ただ、1世紀以上経っていながら、これだけ原形を留めているのは凄いこと。そもそも、こちらには古いものを大切にする文化が根強いですが、物に対する扱いが非常に粗かったり。でも、何よりも天変地異が少ないため、古い物が残りやすいのでしょう。こちらの香水瓶は、そんなフランスとフランス人の性質が色濃く反映されたアイテムかもしれません~。


明日もデモに気をつけつつ仕入~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2019-01-11 23:15 | 調度品 | Comments(2)

スミレモチーフの磁器製宝石箱

e0074478_23491242.jpg
 かなり回復してはいますが、年末に調子を崩し、そのまま寝たきり生活を続けています。ダイエットも目的の一つ。11月から1ヵ月半の暴飲暴食がたたり、体重が大変なことになってしまいました。胃に負担をかけずに風邪を治し、しかも夕食を抜いて痩せようという魂胆です。朝と昼だけ食べて、夕方6時頃から布団に入り、そのまま寝てしまう、というグータラダイエット。2キロくらい直ぐに落ちましたが、そこからずっと変わらず。目標の76キロは無理だとして、78キロくらいくらいにはならないかなぁと。メンズのパリコレは来週火曜日から。期限は直ぐそこまで迫っています~。
e0074478_23491216.jpg
 さて、本日はこちら。三日前にヴァンヴの蚤の市で見つけた、磁器製の脚付宝石箱です。当然ながらお値段は高かったのですが、状態が良く、一点物で二度と手に入らないと踏み、思い切って購入。
e0074478_23491264.jpg
 中はこんな感じで、ナポレオン三世様式。売り主曰く、その当時のものと言っていましたが、僕の予想では19世紀末から20世紀初頭にかけて。
e0074478_23491288.jpg
 この種の宝石箱の多くは、内側がホコリだらけ、あるいはシルクがボロボロで中綿が丸見えだったりするのですが、こちらはかなり状態が良いです。
e0074478_23491256.jpg
 フタ部分には、ペインターのものと思われるMGのイニシャルが入っています。幅19cm、奥行き11cm、高さ12cmと中々の迫力。磁器部分は、土台がリモージュで絵付けがパリと思われます。
e0074478_23491210.jpg
 磁器部分を焼いて白の釉薬を乗せて焼き、更にブルーの釉薬を塗って焼き、モチーフを描いて焼き、金線を焼付け、脚部分を磁器の大きさに合わせて作り、内側のデコレーションをしてから脚をはめ込む、という面倒な工程を経ている工芸品。おそらくは、どなたかご婦人が注文してあつらえたものと思われます。もちろん、宝石入れという厳然たる用途はあるのですが、ジュエリーを中に入れるとシルクに傷が付くので、できることならこのまま飾ってください~。


買った人の勝手ではありますが~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2019-01-08 23:06 | 調度品 | Comments(0)

アール・ヌーヴォー様式のガラス製ボンボニエール

e0074478_01351900.jpg
 パリ市内の古物市で見つけた、アール・ヌーヴォー様式のボンボニエールです。花の種類については、ひなげしのようにも見えますが、詳しくないので何ともいえず。有機的な曲線がアール・ヌーヴォーらしく、全体的には東洋の影響が強く感じられます。一見磁器のように見えるけれど、こちらはガラス製。
e0074478_01351894.jpg
 濃紺のガラスに金彩を施し、内側には明るいブルーのガラスを配すという、非常に凝った作り。
e0074478_01352051.jpg
 このようにフタ部分にチップがありますが、非常に微細。制作から100年以上経っていることを考えると、まずまずの状態といえるでしょう。開閉を繰り返すとどんどん欠けていきそうなので、調度品として飾ってください~。


毎日12時間以上布団に入ってます~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2019-01-07 23:33 | 調度品 | Comments(0)

ル・タレック作のハチドリモチーフのドゥミタッス

e0074478_00112590.jpg
 昨日は午前中から仕入に出かけ、4カ所を巡って午後には終了。昼御飯を食べてボンヤリしていたら、窓の外からいつもとは違う騒音が。遠くに見えるサン・ジェルマン大通りに、なんと蛍光イエローのベストを着た人たちがいるではないですか。とうとう左岸にまでデモが広がったか、と戦慄を覚えながらも、すぐさまカメラを持って外に出て、写真を撮りまくりました。一応ジャーナリストなので、そういったことはちゃんとやります。で、さっきまでバスティーユ方面へ歩いていた集団が、急にサン・ジェルマン・デ・プレへ向かって歩き出しています。おかしいなぁ、と思ったら、旧オンワード樫山、現ジョセフの前あたりから朦々と黒煙が上がっているのが見えました。車が炎上。こういうことって本当に起きるんだ、なんて妙に感慨深くなったりして。ふと横のカフェを見ると、ギャルソン達が血相を変えて机とイスを店の中に運び入れて店を閉めようとしています。そして集団が再びバスティーユ方面へ流れてきます。暴れる前衛を警察が押し戻しているようで、「あれれ、催涙弾だったりしたらマズい」と思って自分のアパートへ直行。その道すがら、周りを見ると、普段この地区にいないタイプの小汚い人たちが沢山。中には血を流している人もいます。革命の時ってこれの何百倍もの有様だったのかしら、なんて。部屋に戻ると、パトカーの音とヘリコプターの音で物々しく、何となく生命の危機を感じ始めたり。外の騒々しさが増してきたので見てみると、家の前のカフェも店仕舞いを始めています。でも15分後には嵐が去ったようで、再び商売開始。というわけで、あっという間に事は済んだのですが、大統領が食事に来るような地区でデモが起きたとは意外、というかショックなことで、これが毎週続くようだったら本当に面倒。このままだと非常事態宣言となる可能性もあり、程度によっては街中の古物市は立たなくなるし、パリコレはなくなるだろうし、僕の生活も成り立たなくなるはず。もしそうなったら、日本へ帰らなければなりませんが、さて、日本で何をしましょう。蚤の市イベントは成立しなくなり、蚤の市関連の仕事は無くなるでしょうから、適当にフランス文化研究家、とか。字面だけ見ると鼻持ちならず、歓迎されなさそうだし、そもそもいかがわしいですね。
e0074478_00112531.jpg
 で、本日はこちら。昨日、パリ市内の古物市見つけた、ハチドリを描いたドゥミ・タッスです。6セットありましたが、あまりにも高かったので2セットだけ買いました。
e0074478_00112470.jpg
 僕が出演した『お宝を掘り当てろ!!アンティーク鑑定旅』でも採り上げられた、パリの絵付け工房、ル・タレックによるものです。RCと入っているため、こちらは1979年の作。
e0074478_00112460.jpg
 値段が高かったのは、ル・タレックの作品ということもありますが、金の使用量が相当なためと思われます。
e0074478_00112504.jpg
 緻密には描かず、ササ~っと流しているけれど、全体的には絢爛豪華な印象を与える点がル・タレックらしさといえるかもしれません。とりあえず、3月の阪急うめだ本店で販売します~。


ハチドリにしては丸い?

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2019-01-06 23:07 | 調度品 | Comments(0)

ヘーヒスト陶磁器工房製リーフ型トレイ

e0074478_08532920.jpg
 フランクフルト市内のヘーヒスト地区で制作された、リーフ型のトレイです。パリ市内の古物市で購入。こちらも今年の9月に久留米のデニムさんで販売済みですが、個人的にこの窯についてどうしても知っておきたいと思い、敢えて記事にすることにしました。
e0074478_08532910.jpg
 こちらは1940年代の終わりから1960年代にかけて使用されていた裏印。EBは、おそらくペインターのイニシャルと思われます。以前、ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッド各種 の記事内で、一番下の大きなプレートのみハインリッヒ・ポルツェラン製、と書きましたが、こちらの車輪のマークとヘーヒストの文字が入っていました。ただ、ハインリッヒ・ポルツェランとヘーヒストの関わりは突き止められず。
e0074478_08532995.jpg
 全てハンドペイント。ヘーヒスト陶磁器工房は、マイセンから脱走(!)したペインターが1746年に創業した窯で、注文制作が原則のため、量産することはなく、高価なものが多いのだそうです。ということで、こちらはそれなりのものだったことが判明。見つけたら買っておきたい窯がまた一つ増えました~。


年内のダイエットは諦めました~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2018-12-29 09:49 | 調度品 | Comments(0)

アール・デコ様式のピューター製カードスタンド

e0074478_10010294.jpg
 実家に戻ってきました~。昨日は新千歳空港で13時半の便に乗るはずが、使用機の到着遅れで出発が2時間後になるとチェックインカウンターで言われ、しかももっと遅くなる可能性があるとのことで、15時半の便に振り替えました。そうしたら、その便も遅れ、出発したのが16時過ぎ。実家に着いたのが8時前でした。やはり寒い時期の飛行機は難しいですね。とりえあず、2年前のようなことにはならず、帰ってこられたのは良かったです~。
e0074478_10004841.jpg
 さて、本日はパリ市内の古物市で見つけた、ピューター(錫の合金)製のカードスタンドをご紹介します。こちらが反対側の面。ピューターの板を打ち出してモチーフを描いていて、それ相当の技術を要する工芸品です。様式から察するに、1920~30年代のアールデコ時代の制作。ほぼ100年ほど経っているため、何となくヨレヨレしていて、カードを挟むと倒れそうな感じ。今一つ華やかさに欠け、売り場に出しても注目されないのではないかという危惧から、日本へ運ぶのを躊躇して半年が過ぎてしまいました。もう少し同じジャンルのものを揃え、バリエーション豊かな状態にしてから携えてきたいと思います~。


9時間寝たけれど寝足りないです~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2018-12-28 10:02 | 調度品 | Comments(0)

アール・ヌーヴォー様式の七宝絵付けガラスケース

e0074478_08343481.jpg
 昨日は今年最後の搬出でした。その前日にカラオケ大会があり、実は終了が2時半だったことを聞かされ(記憶無し)、道理で時間通りに起きられないはずだと納得。10時に行くつもりが11時半に4プラへ行き、作業を開始。割れ物が多く売れたためか、然程大変ではなく、昼食へ行く時間が無いと思っていたけれど、皆さんとスープカレーを食べに行くこともでき、後半はレメディチームとスプートニックプラスさんに手伝ってもらったため、5時前に無事終了できました。大きくてかさ張るものが売れたので、どれだけ段ボール箱が減るか期待したけれど、余裕を持って詰めたためか箱数に変化は無く。実家へ戻り、パリへ発つまでの間に商品の整理をしたいと思います~。
e0074478_08344171.jpg
 本日はこちら。日本へ運ぶか否かを躊躇している商品です。アール・ヌーヴォー様式のガラスケース。パリ市内の古物市で購入。Sの字形の留め金なので、おそらくは1910年代頃までの制作です。
e0074478_08344236.jpg
 東洋的なひなげしのモチーフは絵画的。ただ残念なことが一つ。前の持ち主の仕業か、売っていた業者の仕業かわかりませんが、フタが外れてそれを接着剤で糊付けしていて、その位置が微妙にずれているため見た目が美しくないのです。接着剤はガッチリ付いていて外せず、そのまま机の上に放ること1年。このままでは解決策が見出せそうにないので、彫金を含めて手仕事の全般に造詣が深いunikkの金井くんに来年の5月に相談したいと思います~。


本日札幌を離れます~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2018-12-27 08:36 | 調度品 | Comments(0)

ドレスデン焼のフローラルモチーフ花瓶

e0074478_10274475.jpg
 昨日をもちまして、4丁目プラザにて開催の『パリの蚤の市』が終了しました。お越し頂いた皆さん、どうも有り難うございました~。今回は3回以上来場する熱心な方が本当に多く、会を増すごとに手応えを実感。売上も徐々に伸びていて、嬉しい限りです。また半年後に戻ってきますので、是非遊びにいらして下さい~。
e0074478_10274410.jpg
 さて、本題。本日は、すでに東京で販売済みの花瓶をご紹介します。ドレスデン焼であることはわかるのですが、こちらのマークがどこの窯だかは追跡できず。ササッと描いているところを見ると、戦後の作と思われます。そうそう、昨日は25日だったのに、僕はてっきり26日だと思い込んでいて、昨日の記事で変なことを書いてしまいました。すみません~。
e0074478_10274418.jpg
 話は変わって、昨日の最終日。いつもだったら2時間ほどかけるところを、1時間弱で夕食を切り上げ、レメディが運営するバー『No Gender』へなだれ込み、夜更けまでカラオケ大会でした。でも最後の方は全然覚えていなくて、今朝は寝坊。頭ボンヤリのまま、これから搬出です~。


5時までに終わらせなくちゃ~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2018-12-26 10:30 | 調度品 | Comments(0)

ラファエロ・インスパイアの磁器製像

e0074478_08344393.jpg
 ラファエロの絵画からインスパイアされた、磁器製の女性像です。ヴァンヴの蚤の市で購入。こちらも大阪で販売済みです。大阪~東京と巡り、今は札幌にいて、1ヶ月前のことが物凄く遠いことのように感じられるから不思議。
e0074478_08344269.jpg
 ネット上で原画を追跡してみましたが、特に類似するものが見つけられず。ラファエロの作風を取り入れているだけで、これといったオリジナルのイメージはないのかもしれません。表情が美しく、ルネッサンスの雰囲気を上手に捉えていると思います。
e0074478_08344296.jpg
 肩部分に型で抜いた跡が見られたので、ある程度の数が存在するかもしれません。ただ、ここまで大きなものになると、量産というレベルではなかったはずで、更に現存するものは少ないはず。
e0074478_08344228.jpg
 「ラファエロにちなんで」という手で彫った文字と、1911年の年号。横に描かれているマークは窯印かもしれませんが、こちらも追跡できず。下の刻印は、左が登録商標済みを意味し、右はわからず。先述の文言がフランス語なので、おそらくはフランス製で、リモージュ辺りで作られたものではないかと思われます。宗教の側面はさておき、オブジェとして美しい立派な作品だと思います~。

パリの蚤の市
2018年12月25日(火)まで
4丁目プラザ 7階 4プラホール
〒060-0061
北海道札幌市中央区南1条西4丁目
電話:011-261-0220
10時~20時30分営業


毎晩飲み会でヘトヘトです~

人気ブログランキングに投票!
by tomoakishimizu | 2018-12-20 09:00 | 調度品 | Comments(0)