友くんのパリ蚤の市散歩
2024-03-19T09:15:14+09:00
tomoakishimizu
こんなもの見つけちゃいました。パリ在住四半世紀以上の友くんが、蚤の市で見つけた古物やパリコレのショーなどをご紹介。
Excite Blog
リックくんのバッジ付き謎人間人形
http://tomos.exblog.jp/30860205/
2024-03-19T09:15:00+09:00
2024-03-19T09:15:14+09:00
2024-03-19T09:15:14+09:00
tomoakishimizu
人形シリーズ
昨日は、昨日のブログでご紹介した『琥珀かもしれないネックレス』の鑑定を自ら行いました。隈なく見たのだけれど、如何せんダイソーで購入した簡易ルーペしかなく、何も見えないに等しい。取り敢えず、琥珀の中に虫も葉も姿が見えません。埒が明かないと思い、うめだギャラリーに出店している骨董業者さんのところへ駆け込みました。その業者さんは、昨年僕が持っている琥珀のブローチの鑑定をお願いして、本物と仰った方。その後に、久留米のデニムの濱田さんが葉を発見したので、本物認定出来たのですが、今回も本物という鑑定結果となりました。それから、お隣の骨董業者さんに見せたところ、やはり結果は本物。鑑別書は無いですが、これで堂々と琥珀として販売出来ます。まぁ、取り敢えず元が取れれば良いので、最初に付けたお値段そのままで販売することに。そこに、レギュラーチームのお客様が来場され、ネックレスを試されました。かなり大きくてインパクト大なのだけれど、グラフィカル&モダンで、身に着ける人を格好良く見せてくれます。目の前の出店者さんもやってきて、怖いくらいに褒め、「あなたが買わなかったら私が買います」とまで言い始め、そのお客様はライバルの出現で一気に警戒モードに。少々慌てた様子でしたが、最終的に購入頂けました。その目の前の出店者さんに、「さっき欲しいって言ったのは、僕に肩入れして、あのお客様に買わせようという戦術だったわけ?」なんて聞いたら、実際にご自身がご友人のプレゼント用に欲しかったのだそうです。さて、先述の骨董屋さんお二方にネックレスが売れた旨を伝え、販売額を教えたら、「3倍くらいで売れたのにぃ、もったいない~」と言われてしまいました。元を取るのに丁度良い、納得の行く金額でしたし、お世話になっているお客様だったので悔いはありません。そもそも、欲をかくとろくなことになりませんからね。そんなこんなで、色々とありましたが、ネックレスを購入頂いたお陰もあり、まぁまぁの売り上げを達成出来ました。その他のトピック。戸籍上の性別を変えた大学時代の友人が立ち寄ってくれて、30年振りの再会を果たしました。「何だか芸風が変わったわね」と言われましたが、大学時代は妙にとんがっていた僕ですけれど、「そりゃ社会に揉まれれば丸くなるわよ」なんて話になりました。本日も頑張ります~。 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、謎人間のお人形です。おサルさんのようにも見えるし、雪男やビッグフットの類にも見えるし。全体的にグレーに汚れていたので、パリのアパートで入浴させました。人形自体は赤ちゃん用に作られたものだと思うのですが、目にクリスタルガラスのラインストーンが入っている点が赤ちゃん向きではないかも。素材自体はヴィスコースか何かの起毛素材で、中綿がコットン。 胸にこのようなバッジが付いているのだけれど、これは以前の持ち主が後から付けたもののよう。このリックという犬は、1929年から1944年まで週刊誌として発行されたジャン・ファヤールによる漫画のキャラクター、リック&ラックのうちの一匹で、リックはフォックステリアでラックはスコティッシュテリアだそう。特にリックは、エルジェによるタンタンの中に登場するミルーのインスピレーション源になったと言われているようです。 こちらのバッジはアール・デコ期のもの。ということで、この謎人間はおそらく1930~40年代の作と見て間違いないでしょう。ネット上で見たら、こちらのリックのバッジの金メッキ仕上げバージョンが1万円以上していてビックリ。 取り敢えず、かなりお手頃価格にて提供中です。早い者勝ち。是非売り場にてご注目下さい~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場 ブロカント ドゥ パリ
2024年3月25日(月)まで
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話:06-6361-1381
10時~20時営業(ただし19日と最終日のみ~17時)
本日は業者入れ替えのため17時閉場~
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琥珀かもしれないネックレス
http://tomos.exblog.jp/30858691/
2024-03-18T09:09:00+09:00
2024-03-18T09:09:15+09:00
2024-03-18T09:09:15+09:00
tomoakishimizu
装飾品
昨日は日曜日にして、阪急うめだ本店さんにて開催のフランスフェア2024の5日目。今までならば会期の後半となり、終わりが目前で寂しくなる一方なのですが、あと1週間以上あると思うと少し安心。でも、店頭に立ち続けるのは大変。昨日は断続的に雨が降り、そのせいか売り場は割と涼し気で、やはり売り上げも微妙でした。普通、雨の日は真剣に商品を見て下さる方が多いのだけれど、昨日は親子連れやカップルが趨勢を占め、流し見する方が多かったです。終わりの時間にいらした母娘のお二人が典型例。母上はぬいぐるみ好きで、ワンちゃんの両前脚を握ったまま手放したくなさそうなのだけれど、お値段がネックで即決できません。そこでお嬢さんが「一晩考えたら?」と言い放ち、お二人とも売り場を離れて行きました。そんな感じで、いわゆる日曜日の空気感満載の一日でした。仕方がないです。そういう時もあります。夜は、パリに長年滞在し、毎週末郊外の蚤の市に一緒に出掛けていた男子と、その高校時代の友人で僕も長く知っている女子と三人で飲み会。二人とも僕よりずっと若いと思っていたら、もう50歳だそう。時が経つのが早くてビックリです。僕を含めて三人とも独身で、割と気ままに生きているタイプ。そういう人間同士が集まるものですね。入ったお店が立ち飲み屋さんだったのですが、一日中立ち仕事の後で耐えられるか心配だったけれど、お酒が入ると然程辛くなく過ごせます。でも、食べ終わって外に出た途端に足が痛くなり、急いでホテルに帰って来ました。大浴場でリハビリ。本日も頑張ります~。 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、琥珀のような物質で作られたネックレスです。UVを当てると、何となくグリーンに反射し、それは琥珀であることの証明になるという話もあるようですが、実際のところは良くわかりません。 明日、ジックリと眺めてみて、葉や虫が入っていないかをチェックし、見つからなかったら、骨董業者さんのところに駆け込んで鑑定してもらうことにします。でも、以前買い付けたブローチを二人の業者さんに鑑定してもらったところ、意見が真っ二つになったことがありました。その後、デニムの濱田さんが中に葉が入っているのを見つけてくれて、本物だと判明。それ程、真贋を判断するのに難しいアイテムなのです。で、琥珀のネックレスというと、それだけでマダム感漂うアイテムだったりしますが、こちらのネックレスはグラフィカルなデザインで、若い人が身に着けても良さそうだと思って買い付けました。是非ご注目下さい~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場 ブロカント ドゥ パリ
2024年3月25日(月)まで
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話:06-6361-1381
10時~20時営業(ただし19日と最終日のみ~17時)
明日は17時閉場です~
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エトランによるオパールセントガラス製脚付きコンポチエ
http://tomos.exblog.jp/30857484/
2024-03-17T09:27:00+09:00
2024-03-17T09:27:03+09:00
2024-03-17T09:27:03+09:00
tomoakishimizu
調度品
ヘトヘトになりながら迎えた、阪急うめだ本店さんにて開催のフランスフェア2024の4日目。昨日は、中々ペースの掴みにくい土曜日でした。週末は、大概昼過ぎから人が出始めるのですが、昨日はレギュラーチームのお客様に早い時間に来場頂き、「本当は貯金をしなくちゃいけないのに…」と仰いながらも大きな買い物をして下さいました。それからも接客は続きます。毎回お越し頂くお客様二人には、売り場に到着するなり「キャーキャー」と言って頂きました。いつものことながら、最終的にビックリなセレクションをして頂き、そのクレイジーさに圧倒されました。って、元々は僕が選んで来たものなのですけれどね。僕が思うに、そのお客様は幼少の頃から様々なもの触れていて、普通のものでは飽き足らず、余程面白いものでなければ心が動かないのではないかなと見受けられます。クオリティの良い悪い、メーカーの良し悪しということは超越していて、ワクワクさせてくれるものでなければ食指が動かない。そんな厳しい目を持つ方達の熱狂的な姿を見ると、色々とパリから運んで来て良かったと思いました。そのお二方が売り場を離れ、暫くして再び売り場に現れましたが、お二方の内の一人が大きな荷物を抱えています。僕のところで購入した商品と一緒にベッドカバーを配送して欲しいとのことでした。どんなものを購入したのかと興味津々で袋を覗くと、見覚えのあるものでした。ヴァンヴの蚤の市に出店しているミコさんが、うめだギャラリー内のブルーキュラソーフランスさんのブースの一角でカフェオレボウルを販売しているのですが、3日前にブースを訪ねた時に、「こんなものも売っているの」と見せてくれたものがそれだったのでした。中南米の仏領の島で作られたアップリケ刺繍のベッドカバーで、海の様子や森の様子が物語的に描かれていて、手法はナイーブですが、とてもグラフィカルで楽しく、心に引っ掛かるものがあります。それで、ミコさんは「ここで売れなかったら友くんに託すから売って」と頼んで来たのでした。でも、そんなことにはならず、ちゃんと販売に繋がるだろうと思っていたのですが、まさか僕のお客様が購入されたとは。そのベッドカバーを良いと思うお客様の感覚と僕のそれとが近く、「お仲間がいた~」と嬉しく思ったのでした。楽しい瞬間。本日も頑張ります~。 さて、本日はこちら。パリの古物市で見つけて一目で気に入ってしまった、エトランというメーカーによるオパールセントガラス製のコンポチエ(フルーツ盛)です。オパールセントガラスは、ティファニーが再発した乳白色のガラスで、石灰分を主に混ぜ込んで作り、ブルーやオレンジに光ります。フッ素やヒ素などの劇物も入っているため、近年では作られなくなったようです。知らなかったのですが、エトランのオパールセントガラス作品はラリックやサビノと並んで高い評価を得ているそう。 エトランは、ギャラリーオーナーでデザイナーでもあるエドモン・ローラン・エトランによって1909年に設立された、ブロンズ・陶磁器・ガラス製の高級オブジェのメーカー。パリのパラディ通り29番地に販売店があったそう。その当時パラディ通りには、バカラやサン・ルイなどのクリスタル製品のメーカーやショワジー・ル・ロワといった陶器メーカーも拠点を構えていて、テーブルウェアメーカー軒を連ねていました。タイムマシーンがあったら訪れてみたいかも。エトランは特にアール・デコ期の作品で知られ、製品はパリ郊外のショワジー・ル・ロワで作製され、その時代の作品には『エトラン・フランス』の刻印が入っているそう。後の1970年代にセーブル王立陶製所がエトランの女性の裸体作品を復刻させたそうですが、とにかくこのコンポチエは、1930年代の作で間違いないでしょう。その後エトラン自身は、1940年のドイツ侵攻でユダヤ教の家系故に捕らえられ、収容所に送られて亡くなり、工房も消滅したそうです。そんな歴史を知ると、心に冷たい風が吹きます。 宇宙を感じさせる脚。掃除をしたので、もう少し綺麗な状態で店頭に出しています。ネット上で調べたところ、この羽のようなモチーフのガラス部分は一緒だけれど、脚の形状が異なるものが存在していて、土星のような持ち手の付いたバージョンも見受けられました。先進的なメーカーだったようです。かなりの大きさで、それ相当の重量があり、苦戦は覚悟の上で仕入れました。フルーツを盛らなくても、ただ置くだけで圧倒的な存在感を示してくれるアイテムです。丸福珈琲店の反対側の通りに面したガラスケースに入っていますので、是非ご注目下さい~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場 ブロカント ドゥ パリ
2024年3月25日(月)まで
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
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10時~20時営業(ただし19日と最終日のみ~17時)
朝礼に遅れそう。急ぎます~
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スズランの造花付きハット
http://tomos.exblog.jp/30856160/
2024-03-16T09:15:00+09:00
2024-03-16T09:15:39+09:00
2024-03-16T09:15:39+09:00
tomoakishimizu
服飾
昨日は、阪急うめだ本店さんにて開催のフランスフェア2024の3日目。前日が今一つ盛り上がらず、集客も微妙な感じだと思っていたのですが、売り上げ目標額はクリアしていたそう。自分の結果との乖離を痛感。とはいえ、悪いわけではなかったのですが。明けた本日は、お客様の入りも良く、接客のし通しでかなり動き回りました。それもこれも、販売員さんが来てくれたお陰だと思いました。やはり第三者がいると心強いですし、しっかりしなくてはいけないと自然に襟を正せるので、何となくモチベーションが上がるような気がします。前日は誰もいなく、孤軍奮闘したのでした。単に2日目だったため、自分がグッタリしていて力を出し切れなかっただけかもしれませんが。昨日はとにかく額絵が沢山売れて、空いた場所が途端に寂しくなるので、ストックの額絵を倉庫から運ぶ動作を繰り返しました。その他にも、お客様の要望に応えてレースの下着類やブローチ、ネックレスを探しにそれぞれ行き、合計7~8往復はしたでしょうか。かなりの体力勝負。ちょっとだけ休もうと思ってイスに座っても、そこは阪急うめだ本店さんの祝祭広場ですので、誰かしらお客様がやってきて接客をすることとなります。19時過ぎに、そろそろ人が引くだろうと思ったら、顔馴染みのお隣の国のライバーさんが来場。お買い物をして頂きました。結局20時までほぼぶっ続けで頑張りました。昨日の総歩数は1万歩弱で、歩行距離は6,3km。話は少し変わるのですが、僕の屋号(店名)について。札幌の友人から指摘されたのですが、ブログにお店の名前を明記するのを忘れていました。屋号は『ブロカント ドゥ パリ』。意味はパリの古物屋です。ただ、僕の着ているアロハシャツが目印になっているようで、店名を知らなくてもそれ目掛けて来て下さる方も多いようです。フランスフェアだけれど、毎日アロハを着て頑張ります。派手な柄シャツを目指しながらいらして下さい~。 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、スズランの造花を飾った帽子です。売っていたのはフランス人の女性で、イタリアで購入したものだそう。見た感じ、1950~60年代頃のもの。 内側。芯となるワイヤーに、チュールを巻き付けてあり、丁寧な仕事が見て取れます。 色合いは全体的にスモーキートーンで、華やかながらも上品な印象を与えます。中々勇気の要るアイテムですが、どなたかピッタリの方が現れるに違いないと信じています。会場にて是非ご注目下さい~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場 ブロカント ドゥ パリ
2024年3月25日(月)まで
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話:06-6361-1381
10時~20時営業(ただし19日と最終日のみ~17時)
本日はアロハシャツではありません~
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人形用鏡付き棚
http://tomos.exblog.jp/30854820/
2024-03-15T09:02:00+09:00
2024-03-15T09:02:20+09:00
2024-03-15T09:02:20+09:00
tomoakishimizu
未分類
昨日は、阪急うめだ本店さんにて開催のフランスフェア2024の2日目。朝からゆったりした雰囲気でした。それでも、昨年末のクリスマスマーケットにいらして下さったお客様が、朝早くにいらしてお買い物をして下さり、そこから夕方まではノンストップ。でも、中座して社員食堂へ昼食を取りに行ける程の余裕はありました。途中、10階の蚤の市イベントに出店中の山口のビジュー・アンティークさんや、パリで毎週のように郊外の蚤の市へ一緒に行った大阪の友人が訪ねて来てくれたり、お隣の阪神百貨店さんで個展を開催中の札幌のアーティストの友人が来てくれたり、パリのご近所さんで今は大阪と行き来している友人が様子を見に来てくれたり。他にも、パリのお仲間のご紹介で知り合って以来仲良くしている友人や、元出店者仲間で毎回催事に足を運んでくれるお友達にも来てもらい、お陰様で売り場はかなり賑やかでした。有難い限り。近くでお店を構える御夫妻にもお越し頂いたのだけれど、一部商品を渡し忘れてしまい、インスタグラムから連絡をして、何とか売り場にまで再度お越し頂くというハプニングがありました。でも、それ以外は平穏な一日でした。そんな中、前日にヴィンテージの服にハマって下さったお客様が、何と2日連続で来場。再び3着も購入頂きました。他にもお似合いのジャケットがあり、欲しそうにしていらっしゃいましたが、「そんなに焦っていっぺんに買わない方が良いかもしれません」と僕の方からブレーキを掛けてしまいました。お客様はある程度の背丈があり、上半身の骨格がしっかりしているのだけれど、脚がすらりとしていて西洋人のマダムの体型に限りなく近く、どれを着ても良くお似合い。ご本人もビックリされているようでした。それにしても、立体裁断の先進国であるフランスの服は、人間の身体の丸みに自然にフィットするように仕立てられていて、事あるごとに感心してしまいします。売り場全体としては、前日の賑わいからすると落ち着いていましたが、真剣にお買い物をして下さる方が多かった印象。一瞬だけでも休めそうかしら、なんて思うと接客しなくてはいけなくなり、中々気の抜けない一日でした。本日も頑張ります~。 さて、本日はこちら。ヴァンヴの蚤の市で見つけた、お人形用の鏡付きの棚です。こちらは珍しく鍵も付いています。 そして、引出しが付いているところも非常に珍しいです。引手の作りはやや雑ですが。 おそらくは1920年代前後の作で、家具職人の手によって作られているもの。鏡も面取りがしてあり、裏側は板材で閉じられていて、しっかりした作りの棚です。少々お値段が張りますが、これまでに僕が取り扱った人形用の棚の中でも一番のクオリティ。丸福珈琲店側の机の上に展示していますので、是非ご注目下さい~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場 ブロカント ドゥ パリ
2024年3月25日(月)まで
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10時~20時営業(ただし19日と最終日のみ~17時)
好評(?)につき服のストックを出します~
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フランスフェア2024@阪急うめだ本店 オープニングリポート
http://tomos.exblog.jp/30853382/
2024-03-14T09:19:00+09:00
2024-03-14T09:19:36+09:00
2024-03-14T09:19:36+09:00
tomoakishimizu
番外編
とうとうやって来ました。昨日迎えた、阪急うめだ本店さんにて開催のフランスフェア2024の初日。半年くらい前から何となく心の準備をして、3カ月前から商品を仕入れ始めるのだけれど、合間に自分の蚤の市イベントがあるし、パリに戻ったら仕入れとパリコレで動き回るので、あれよあれよという間に初日になっています。その間は余計なことを考える暇がなく、プレッシャーを感じつつも無の境地で居られるので、精神衛生上は丁度良いのかもしれません。とにかく、突然やって来るかのような錯覚を起こす初日です。 昨日は9時過ぎに出勤し、ブログでご紹介した飾り棚のガラス製中板を紙やすりで削る作業をしました。そうしないと、中板が出っ張り過ぎていて扉が閉まらなかったからです。9時40分からの朝礼に出て、最後の準備をして気付いたら10時の開店時間。 僕のブースは、アンティーク業者さんを集めたギャラリースペースではなく、フランス在住組の祝祭広場にスペースを持たせて頂いているのだけれど、10時のオープンと同時に何人ものお客様がギャラリースペースに向かって走って行くのが見えて、予想はしていたもののビックリでした。 大体スタート時間はノンビリ、というパターンが多いのに、今回に限ってブログの読者のお客様がいらして、大きなお買い物をして下さり、幸先の良いスタートとなりました。それからは、お客様が途切れることなく、レギュラーチームのお客様に随分とお越し頂きました。もちろん昼食と休憩は一切無し。でも、アパホテルの朝食を沢山食べていたので、何とかなりました。ちなみに、先述の飾り棚は無事に里親決定です。 とあるお客様は、僕が仕入れて来たヴィンテージの服の沼にハマられたようで、長年のお付き合いのため試着室にご自身で行って頂きました。服を掛けているラックと試着室を何度も往復。結局は大量買いをして頂きました。僕のセレクションの中でも一番派手な柄のワンピースを購入頂きましたが、お客様のパーソナリティにピッタリでとてもお似合い。勇気を振り絞って買って来た僕としては、とても嬉しかったです。 気付いたら20時過ぎ。最後のお客様がヴィンテージの服を試着されて、かなり迷われていたのですが、最後の一押しをしました。それはプリントのウール製ワンピースで、おそらくは1970~80年代のもの。多色使いで、プリントの版を起こすだけでコストが掛かり、大量生産による低コストが良いとされる現在では、このレベルのプリント生地を作ることは非常に困難であり、また、かなり強いモチーフのプリントのため、これを服に仕立てる勇気のあるデザイナーやアパレル企業は少ないはず。ということで、ヴィンテージならではのワンピースであることをお伝えしました。そうして納得して頂き、遂にご購入となりました。ファッションの知識が役に立ちました。阪急さんを後にしたのが20時20分。友人と待ち合わせていたので、一緒にヨドバシカメラへ。今回は色々と持ってき忘れたものがあり、というか、阪急さんの次のイベントである久留米のデニムさんに送る荷物の中にペンチやら巻き尺やら、ルーペやらを入れてしまっていて、それらを買いにダイソーへ走ったのでした。もうダイソーなくして、僕のビジネスは成り立たないかもしれません。ダイソーにも感謝。明けた本日は、少し早めに行ってストックを出したいと思います。10時よりお待ちしています~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場
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10時~20時営業(ただし19日と最終日のみ~17時)
19日は業者入れ替えのため17時終了~
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木彫飾り棚
http://tomos.exblog.jp/30851963/
2024-03-13T08:41:00+09:00
2024-03-13T08:41:15+09:00
2024-03-13T08:41:15+09:00
tomoakishimizu
調度品
昨日は恐怖の搬入日。午前中はゆっくりとブランチしました。僕の泊っているアパホテルは、朝食のレストランが13時まで開いていて、10時半くらいからピザなどの昼食が振舞われ、搬入日のご飯のタイミングとして最高なのです。昼食代が浮くのも嬉しい~。ただ、そもそもの宿泊代はそれなりですけれどね。特にポークステーキが美味しく、添えてあるマッシュポテトとの相性が素晴らしくて何度もお代わりしてしまいました。朝食昼食を兼ねて鱈腹食べ、12時過ぎに阪急さんへ。本当は13時からの搬入でしたが、什器の設置も僕の段ボールの搬入も終わっていて、すでにお隣のトンドンシエルさんは準備を始めていました。僕がお付き合いのある百貨店さんはどこもオーガナイズが完璧。そして、什器の専門業者さんの手際の良さも凄まじく、今日は帰りに什器の業者の皆さんが社員通用口に大集合しているのを見て、思わず感謝の念を送ってしまいました。さて、作業はここ2カ月で運び込んだものを中心にディスプレイしたのですが、7箱くらい開けて作業のペースは徐々に減速。というか、既にディスプレイする場所がほぼなくなっていて、あれこれ飾る場所を考えながらになったので、遅くなるのは当然。19時頃に、そろそろ止めようかと思いましたが、詰め詰めギシギシの状態にした方が、見た感じ蚤の市感が出るか、と思い直し、それから40分程掛けて隙間を作らないように商品で埋め尽くしました。完全に開けられた段ボールは10箱も無く、半分くらいしか空けられていません。ということで、1週間で全部売り尽くして、残りの商品を全部出して後の1週間で販売するのが理想。でも、そんなこと起こるはずもないのは百も承知ですけれど。取り敢えず、9割5分の作業を終えて20時前に会場を後にしました。ということで、完全な状態の会場の様子は明日お伝えします。今日は9時に出勤して最後の調整作業。あともう少し頑張ります~。 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、木彫の飾り棚です。写真を撮り忘れてしまいましたが、裏側の木の板は長方形に切り取られていて、どうやらこちらは時計だったようです。全て手で彫りが入れられていて、箱自体は20世紀初頭くらいのものと思われます。 時計が壊れたかして、後年に棚に改造したようなのですが、内側に暗めの臙脂の紙が貼られていて、買った当初から、物を飾っても暗くて良く見えないはず、と思っていました。中に貼る布、薄いブルーのモワレ地を想定しながら18区の布屋街へ行き、探してみたけれど、どこの店へ行っても見つからず。 モワレ地は諦めて、こちらのブルーの生地を見つけたので貼ってみました。 これだったら臙脂よりもましではないかなと思います。でも、布を厚めの紙に貼ったせいで、中板のガラスが境界線をはみ出てしまい、扉が閉まらなくなりました。本日調整します。実はこちらの飾り棚、昨日の搬入時に、お隣の国のライバーさんが通り掛がり興味を示していたので、慌てて今日ご紹介したのでした。今直ぐに取り置きできないかと聞かれましたが、それはルール違反になるのでお断りしました。開店と同時に来ると言っていたのだけれど、どうなるでしょうか。とにかく、10時よりお待ちしています~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場
2024年3月13日(水)~3月25日(月)
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話:06-6361-1381
10時~20時営業(最終日のみ~17時)
これから棚の中板を削ります~
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フリッツ・バーマン作ブロンズ製ハシゴの上で弦楽器を弾くネコ
http://tomos.exblog.jp/30850799/
2024-03-12T11:40:00+09:00
2024-03-12T11:40:03+09:00
2024-03-12T11:40:03+09:00
tomoakishimizu
ネコシリーズ
昨日は移動日。午前中はブログを書いて残りの商品に値札付けをしたのだけれど、結構な数の絵ハガキがあったことを忘れていて、値札付けをしたらギリギリの時間に。午後は新幹線で大阪へ。搬入は今日ですが、前日に入って少しだけでも休んだ方が良いとの結論に至りました。外国からの観光客が増えているので、ホテルの料金が値上がりしていますが、こればかりは譲れません。とはいえ、ボ~っとしてはいられず。あれやこれやと必要なものがあり、ホテルにチェックインしてからヨドバシカメラやダイソーなどへ買い物に出掛けました。何よりも必要なすべり止め付きハンガーの子供用サイズを真っ先に探したのだけれど、ヨドバシのダイソーには無く。阪急さんを挟んで反対側のダイソーに行ってみたものの、すべり止め付きハンガーの子供用は無く、子供用はすべり止め付きではないファンシーな色のもののみ。生産が滞っているのでしょうか。仕方なくそちらを買いました。それから食事をしたのだけれど、唐揚げの辛子掛けと担々麺を食べて汗ダラダラに。急いでホテルに戻って入浴し、21時半に就寝。明けて本日は7時半に起床。Hiitトレーニングをしてシャワーを浴びてから、ダイニングでブランチをし、昼に阪急さんに出勤する予定。恐怖の搬入作業は13時から。その前に、バックヤードで段ボール箱のガムテープを剥がす作業をしたいと思います。今回は13日間もあり、それに備えて運び込んだ段ボールの数は19個。ちょっと多過ぎたかなとも思いますが、足らないよりは良いはず。頑張ります~。 本題。ヴィエナ・ブロンズ第四弾にして最終回。ハシゴの上で弦楽器を弾くネコと、赤いバンダナを首に巻くネコのブロンズ製フィギュアです。バンダナを巻いている子の底面にフリッツ・バーマンの刻印が入っています。 ハシゴ部分に、エナメルの剥離が見られます。でも裏側だけで、表に響いていません。こちらも擬人化されたフィギュア。そもそもネコは弦楽器を弾かないですし、ハシゴに腰掛けたりはしないはず。腰を下ろして座るスコティッシュフォールドでも、ハシゴの上でこんな座り方はしないでしょうね。 弦楽器は形状から察してマンドリンかなと思いましたが、ウクレレかもしれないし、良くわからなかったので弦楽器としました。弦楽器と表現すると、解釈によってはピアノも含まれてしまいますが、まぁ、良いでしょう。明日からお待ちしています~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場
2024年3月13日(水)~3月25日(月)
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話:06-6361-1381
10時~20時営業(最終日のみ~17時)
これからおやつ用の和菓子を買って出勤します~
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フリッツ・バーマン作ブロンズ製グリーンのリボンを巻いたお座りネコ
http://tomos.exblog.jp/30849317/
2024-03-11T09:57:00+09:00
2024-03-11T09:57:46+09:00
2024-03-11T09:57:46+09:00
tomoakishimizu
ネコシリーズ
昨日は買い物に出た以外は、夕方に起きた騒動のせいでくたびれてしまい、ほとんど何も出来ませんでした。夕食用に餃子は作りましたが。両親が買い物に出ている間に、餃子の具を作ろうと家中ニンニクを探したのだけれど、僕が2カ月以上前にJAで買った古いニンニクしか見つけられず。皮をむいてすりおろしてみたけれど、全てが抜け切っていて何の匂いもしません。それで母親に電話し、新しいニンニクの場所を聞きました。その時既に、その古いニンニクを早々に使わなかったことに対してイライラしていました。そうしたら、ダイニングスペースの前にある窓の外の小さなベランダスペースの段ボールの中にある、と言われて絶句。食料品を外に出して保存しては絶対にいけないと言っていたのに、守っていません。食料品を狙ってネズミが床下に住み着いてしまうからです。一度、酒蔵から頂いた大量の酒粕を全部食べられてしまったことがありました。それで、買い物から帰って来た母親に激怒。先ず冷蔵庫の中を整理し、外に出していた食料品を中に収めました。冷蔵庫を整理すれば、外に置いていた食料品は十分に入ります。でも、そういった考えは浮かばず、空いた場所に置けば良い、という頭になります。そもそも、母親は冷蔵庫を整理して清潔に使えた試しがなく、それは僕が物心ついた頃から変わりません。しなびたセロリやネギ、ぶよぶよのトマト、ゲル状になった何だかわからないものが沢山出て来ました。底面には茶色いカスが散らばっています。そして、父親の言いなりでその都度買ってしまうエリンギ3パックやたくあん3パックなどがバラバラに入っていて、滅茶苦茶です。母親は自分の興味の無い食材、そして他人が買って来た食材はその存在を直ぐに忘れてしまうというか、否定・拒否する傾向があります。幼少期は気を張って生きなければならず、他者を受け入れたら自分は負け、という思考が生まれたようで、そこに彼女の歪み・深い闇を感じます。そんな多重症状を抱える彼女は、多分これからも整理整頓が出来ないと思うのだけれど、家族を安心させるために、それとなくでも良いから努力する姿を見せるべき。でも、それすらしない。食材を損壊させて無駄にしても、冷蔵庫を真っ黒けにしても何も思わない。どういうメンタルなのか理解に苦しみます。本当に困ったものです。結論は出るはずもなく。この辺でさようなら。 さて、本日もブロンズ製のネコをご紹介します。グリーンのリボンを首に巻いたネコちゃんのフィギュアです。実はこのブロンズ製ネコシリーズはあともう1つあり、そちらは明日ご紹介する予定。 このネコちゃんに限っては、接地面が大きいせいか、フリッツ・バーマンのロゴの他に、『バーマン・ウィーン』の刻印も入っています。 こちらもパリ市内の古物市で良く知っている業者から購入したのだけれど、売り場には他にネコの楽団のブロンズ像もあり、全部欲しかったのですが、大変な金額になるので諦めてしまいました。でも、今思うと簡単に手に入らないものなので、買っておけば良かったと思います。まぁ、欲張ってもいけませんね。明後日より販売しますので、是非売り場まで足を運んで頂けたらと思います~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場
2024年3月13日(水)~3月25日(月)
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話:06-6361-1381
10時~20時営業(最終日のみ~17時)
今日の午後、大阪入りします~
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フリッツ・バーマン作ブロンズ製ネズミを追いかけるネコ
http://tomos.exblog.jp/30848322/
2024-03-10T15:42:00+09:00
2024-03-10T15:42:37+09:00
2024-03-10T15:42:37+09:00
tomoakishimizu
ネコシリーズ
ここ最近の父親の奇行が気になっています。昨日、父親は午前中に母親と一緒に買い物に出たのですが、トイレに行きたくなって行ったのは良いのだけれど、その後はぐれて40分程会えなかったそう。お互いにスマートフォンを所有しているのに、特に父親は家に置きっ放しにしがちなので連絡が取れません。それでも平然としています。まぁ、昨日のことはまだ良い方。以前も百貨店内でトイレに出掛け、暫くして戻って来ないので、館内放送を流してもらって探しましたが、それでも見つからず、地下の駐車場へ行ったら車の中にいたということがありました。探している人間への気遣いはゼロ。ゴルフへ行っても、お仲間から行方不明だと電話があることしばしばで、本人に問いただすと、わざと姿を消すことで目立ちたかったと言い訳をするそう。異常です。そして明らかに嘘だとわかる類の言い訳をします。母親は「嘘つき」と怒るようだけれど、僕も昨年は父親に向かって「あんたは嘘つき!」と100回くらい言いました。人を揺さぶって楽しむ傾向があるのは知っていましたが、かなりイカれています。そもそも、意味の成さない行動ははた迷惑。でも、それをごく普通のことのようにやってしまうのです。コロナ禍が始まった頃に、中々作業をしてくれない父親をクビにし、最終的に僕が会計をするようになりましたが、それまでに何度お願いしても机に向かわず、机に向かったと思ったら、全然違うことを始めるし、始めたと思ったら、わざとどうかわからないのだけれど、既に打ち込み終えている会計年度の最初の領収書から打ち込みを始めようとします。それでガミガミ言うとニヤニヤするだけ。当然ながら解雇です。今日も、昼食後に頂き物の巨大どら焼きをみんなで分けて食べようと言っていたのに、勝手に封を開けてつまみだし、僕と母親は絶叫。やはり頭がおかしい。介護施設に入所したら、真っ先にベランダから放り投げられそう。イライラさせられるけれど、このまま変化無しだったら困るし心配です。まぁ、変わらないだろうな。 さて、本日も昨日に引き続きフリッツ・バーマンの作品をご紹介します。昨日ご紹介したダンスするカップルと同じタイミングで購入。おそらくは同じ所有者が手放したものと思われます。 ホウキを伝って逃げるネズミを追いかける様がリアルに描かれています。でもですね、ネコのいる家にネズミはわざわざ近付かず、そもそもこういう状況は起こり得ないと思います。ファンタジーの世界。でも可愛いから問題無し。 こちらも、来週からスタートする阪急うめだ本店さんにて開催のクリスマスマーケット2024で初出しの予定です。是非ご覧になりにいらして下さい~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場
2024年3月13日(水)~3月25日(月)
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
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10時~20時営業(最終日のみ~17時)
これから餃子を作ります~
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フリッツ・バーマン作ブロンズ製ダンスするネコのカップル
http://tomos.exblog.jp/30847328/
2024-03-09T19:06:00+09:00
2024-03-09T19:06:26+09:00
2024-03-09T19:06:26+09:00
tomoakishimizu
ネコシリーズ
昨日は午前中に原稿とブログを書き、生産物賠償責任保険の書類やフランスフェアのための事務仕事を終わらせ、商品リストを作成。午後から商品の値札付けを始めましたが、目の取れたぬいぐるみを修繕したり、真っ黒けの銀製品を磨いたりで、快調とは言えない進み具合。16時過ぎにあと7~8個の商品に値札を付けて終了という段階で一旦止め、準備をして一路原宿のキャットストリートへ。僕が毎月寄稿しているフリーペーパーの『ノアゼットプレス』さんが『パリに住みたくなったら読む本 フランス人120人に聞いた赤裸々暮らしガイド』を上梓し、その記念パーティがクレープを専門にするレストラン、ラフェデリースで開催されたのでした。僕も記事を書いているのですが、メインは個性的な人々を取材したページになっていて、そこら辺のガイドブックとは一味も二味も違う、フランスの現代の風俗を探るに適した内容となっています。アマゾンでも販売開始になっていますので、是非チェックしてみて下さい。で、パーティについては、ワインもクレープも料理もどれも美味しくて、集った人々も皆さん素敵で、とても楽しかったです。2時間があっという間。幸せ。お店もヴィンテージだらけで心地良い空間でした。1時間半かけて実家に戻り、明けて本日は値札付けの続きと商品の発送。午後は2時間以上爆睡してしまいました。これから鯛のカルパッチオとチーズフォンデュを作ります~。 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、ウィーンのフリッツ・バーマン社によるブロンズ製のフィギュアです。いわゆるヴィエナ・ブロンズ。フリッツ・バーマン社は、先代のマティアス・バーマンが19世紀に創業した金属製造会社で、当初はパイプを作っていたようです。それから動物のフィギュアに移行し、おそらくは親族である美大卒のフリッツ・バーマンが1927年に事業を引き継ぎ、フィギュリンにエナメルを塗るというアイデアを実現させます。第二次世界大戦中に会社の建物は消失しましたが、地下にあった原型は助かり、再建後も生産が続けられたそう。でも、現在も会社が存続しているかはわからず。ホームページが見つからなかったので、多分消滅していると思います。 擬人化された雄雌のネコのカップルがダンスをする様を、見事な描写で捉えています。今にも動き出しそう。高さ数センチで、手の平サイズ。 こちらの作品は然程古くなく、おそらくは戦後、フリッツ・バーマンが亡くなった後、1980年代前後ではないかと思われます。パーツごとに砂を使った型で抜いて組み合わせ、ペインターがエナメルを塗って着色します。かなりの手数のため、元々安くないです。ということで、僕の取り扱う商品の中では結構な高額。でも、可愛いから売れなくても良いかな、という思考に傾きつつあります。来週からスタートする阪急うめだ本店さんに開催のフランスフェア2024にて販売開始しますので、是非ご注目下さい~。
フランスフェア2024
阪急うめだ本店 9階祝祭広場
2024年3月13日(水)~3月25日(月)
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8−7
電話:06-6361-1381
10時~20時営業(最終日のみ~17時)
段ボール19箱を送りました~
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ラコステ 2024/2025秋冬
http://tomos.exblog.jp/30845346/
2024-03-08T11:24:00+09:00
2024-03-08T11:24:11+09:00
2024-03-08T11:24:11+09:00
tomoakishimizu
パリコレ
昨日、日本に戻って来ました。出発当日は、午前中に原稿を書き、午後タクシーに乗り込む直前まで商品を詰める作業をしてクタクタ。飛行場では、僕と同じ便に乗るファッション通信のプロデューサーとディレクターの2人と合流。荷物3個まで無料のところ、4個預ける予定の僕は、経費削減を目指して1個を2人に託そうかと思ったのですが、彼らもスーツケースを2個ずつ持っていたので叶わず。世の中そんなに甘くはない。チェックインカウンターでヴァンヴの蚤の市のミコさんを発見し、4人でラウンジへ。プロデューサーも僕もプレミアムエコノミーで、プロデューサーはディレクターを、僕はミコさんを招待出来ると思っていたのですが、ANAカードのゴールド会員の僕しか招待出来ないことがわかり、1人だけあぶれてしまいます。どうしようかと思っていたら、某ブランドの広報の女子が通り掛かり、彼女はビジネスクラスだったので、彼女に1人招待してもらい、無事に4人で入場出来ました。それからは飲み会に。まぁ、パリコレの打ち上げだと思えば罰は当たらないはず。会期中はほとんど飲んでいませんでしたし、原稿の執筆と仕入れで頑張ったので、自分へのご褒美です。ご褒美が多過ぎるかもしれないけれど。この時期はパリコレのせいもあってかなり込み合だろうと思い、プレミアムエコノミーへのアップグレードを申請しておいて良かったです。エコノミーは満員でした。とにかく無事に到着。本日も朝から3本の内の最終原稿を書き、提出してから商品リストを作成。空港から送った荷物が届いたら、直ぐに値札付けを出来る準備が整いました。頑張ります~。 さて、本日はこちら。新任デザイナーのペラジア・コロトロスによるラコステのショーをご紹介します。会場は、創業者でテニスプレーヤーとしても世界的に活躍したルネ・ラコステゆかりの地でもあるローラン・ギャロス。中央にバベルの塔のような盛り土を設置し、そこをモデル達が上り下りし、とても見やすかったです。中々斬新かつナイスな演出。ギリシャ系アメリカ人のコロトロスは、パーソンズを卒業後、カルバンクラインやアディダスで経験を積んでいたそう。かなりの才人と見ました。 コレクションはルネ・ラコステの全盛時代、1920~30年代をイメージしたそう。スポーツウェアブランドというイメージのラコステですが、しっかりとモードになっていると思いました。コロトコスは様々なブランドで仕事をしていてキャリアがあるせいか、コレクション全体をバランス良く見せる術を知っているようです。こちらは、ラコステのアイコンであるワニをグラフィカルにプリントしたコート。 プリントのワンピースはとても可愛い仕上がり。70年代のワンピースに通じる雰囲気もあり、個人的に大好きでした。 少し太めの2タックのパンツが、1920~30年代の雰囲気をそのまま伝えています。 ラコステのワニの色に因んだ、目の覚めるようなグリーンのガウンコート。 インナーにスポーティなランジェリーを合わせた、シースルーの刺繍ドレス。 遠くからのセレブ盗撮シリーズ。元ヴォーグ・パリの編集長のキャリーヌ・ロワトフェルドと、俳優のエイドリアン・ブロディ。楽しそうに会話をしていました。 ブノワ・マジメルと女優のヴィルジニー・エフィラ。本当は無煙タバコも禁止ですよ。個人的には、ブノワ・マジメルの変貌振りにショックを受けました。 グレイス・ジョーンズと女優のエマ・ロバーツ。生きる伝説でもあるグレイス・ジョーンズを拝めて嬉しかったです。ワニマーク付きのラコステのガウンコートを着用。格好良過ぎる。何と75歳。ショー自体が大掛かりで、それに負けないくらいコレクションは見応えがあったし、最終日にそんなスペクタクルを見ることが出来て大満足でした~。
これにてパリコレリポートは終了~
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ヨウジヤマモト 2024/2025秋冬
http://tomos.exblog.jp/30842937/
2024-03-06T18:30:00+09:00
2024-03-06T18:30:07+09:00
2024-03-06T18:30:07+09:00
tomoakishimizu
パリコレ
昨日はパリコレ最終日。午前中にアリーグル市場へ行き、午後はカルヴェンのショールーム、その後ラコステのショーへ。場所は、ブランド創始者のテニスプレーヤー、ルネ・ラコステのゆかりの地、ローラン・ギャロスでした。かなり大掛かりで、コレクションも見応えがありました。それから日本のウジョーのショーを見て、今季のパリコレは終了。帰宅して21時まで原稿を書き、アパレルウェブさんのパリコレリポート記事の第一回目を提出しました。本日は6時起き。というのは、ガスのメーターを交換する工事が8時からスタートし、建物内のガスが全て止まるというので、それまでに掃除や食事、入浴を済ませないといけなかったからです。工事は今日から10日ほど続くよう。僕の場合、今日日本へ向けて出発するので、然程影響は無いのだけれど、工事の告知が貼り出されたのが一昨日で、もう少し早目に教えるべきだと思いました。そんなこんなで、8時までに一通りのことを終え、ブログを書いているわけですが、今日は引き続き原稿を書かなくてはいけないし、出発直前までに荷物まとめないといけません。まだまだ気が抜けない。頑張ります~。 さて、本日はヨウジヤマモトのコレクションをご紹介します。このブランドについては、黒のジャケットやドレスのイメージがありますが、もちろん今季も黒は中心だったものの、チェックモチーフや白やグレーなどを効果的に使った作品が目を引きました。 こちらは、パーツをコードで繋いだドレスの中に赤いシャツドレスを合わせています。 ヒップを強調させるバスルのようなペチコートを合わせた、コートドレスのシリーズの中の一点。5ルックがランウェイに並び、それぞれが絶妙なバランスを見せていて美しかったです。会場からは割れんばかりの拍手。山本耀司本人による音楽が流れる中、様式美を見せるヨウジヤマモトの服を鑑賞し、最後は御大山本耀司の顔を拝む。パリコレには無くてはならない儀式ですが、1月に発表したメンズコレクション辺りから変化が起こったように思われ、服にも会場内にもリラックスした雰囲気が感じられるようになりました。デザイナーとしては成熟し切っているはずだけれど、まだまだ変化するかもしれない。そんなことを思った今季でした~。
今日は空港のラウンジで飲み会の予定~
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ニナ・リッチ 2024/2025秋冬
http://tomos.exblog.jp/30841720/
2024-03-05T23:11:00+09:00
2024-03-05T23:11:39+09:00
2024-03-05T23:11:39+09:00
tomoakishimizu
パリコレ
昨日は午前中にブログを書き終えて、荷詰め作業をし、昼食を取ってからオルセン姉妹のザ・ロウのショールームへ。そこからステラ・マッカートニーのショールームへ。今回も招待状が出ると言われていたのに、前日にキャンセルとなってしまい、ショーは見られませんでした。ただの手違い。でも、ショールームへ行ったら、そんな人が僕以外に3人もいて、「仕方がなかった、忘れよう」と思いました。そしてイッセイ・ミヤケのA-POCの展示会へ。しばしば登場する技術、スチームストレッチとベイクド・ストレッチの違いが判っていなかったのだけれど、今回目の前で実演してくれて理解出来ました。スチームストレッチは収縮する糸を布に織り込み、そこにアイロンを掛けると糸が縮まって凹凸が出来る仕組み。ベイクド・ストレッチは熱によって収縮するノリを布にプリントし、熱を加えるとノリの部分だけ収縮して凹凸が出来る、という仕組み。その他にも、アルゴリズムで無駄な布を最小限に抑える技術を活用したアイテムや、特殊なインクをシートにプリントし、加熱するとどんな形状にもなるという技術などを披露していて、ほぼ魔法のようでした。それからバレンシアガのショールームへ。物凄い人でごった返していました。ドレスやジャケットをフロントに張り付けたアイテムや、鞄やリュックサックをそのままドレスに変換させたもの、2本のパンツを組み合わせたものなど、面白アイテムの連続。新しいラグジュアリーの解釈を見せていました。古着を活用したようなアイテムも結構あり、そういった姿勢には好感が持てます。何せ、人間は服を作り過ぎていますからね。それから急いで帰宅して原稿執筆。21時半まで頑張りました。本日はパリコレ最終日。午前中にアリーグル市場&蚤の市へ行き、午後はカルヴェンのショールームへ行き、これから少しだけ原稿執筆。その後は、ラコステとウジョーのショーへ。全て準備万端という状態では無いものの、何とかなりそうな雰囲気。明日、日本へ向けて出発です~。 さて、本日はこちら。イギリス系アメリカ人のデザイナー、ハリス・リードによるニナ・リッチのコレクションをご紹介します。ハリス・リードは、セント・マーティンを卒業後、自身のブランドを設立し、昨年からニナ・リッチのコレクションも同時に手掛ける27歳。クィア(ゲイ)を自認する彼は、昨年の3月のニナ・リッチのコレクションをドラッグクイーンショーのように仕上げていましたが、過激な作風はやや落ち着いたものの、やはりイケイケ具合は依然として強かったです。 70~80年代のグラマラスなイメージをより一層誇張。「ええと、ニナ・リッチってこんなブランドだったっけ?」って思いました。 ブランドビジネスとしてはとても大変だと思います。こんなスケスケのレースのジャンプスーツなんて、一般向けには販売し辛いはず。そもそも安くないでしょうし。 ニナ・リッチというと、香水の売り上げがかなりあるはずで、服部門に動きがなくても問題が無いのかもしれませんが、そもそも、ハリス・リードのコレクション自体がニナ・リッチのイメージと乖離しているのはどうかと思います。実はニナ・リッチ社には「既存のイメージを壊す」という過激な方針が存在していて、それに沿っているのであれば良いのでしょうが。でも、そんなものは多分無いな。ハリス・リードはまだまだ若いので、ニナ・リッチのイメージに合った方向性を見出す可能性もあるとは思うのだけれど。見終わって、やや気掛かりになったのでした~。
これからローラン・ギャロスヘ行きます~
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イッセイ・ミヤケ 2024/2025秋冬
http://tomos.exblog.jp/30839677/
2024-03-04T18:44:00+09:00
2024-03-04T18:44:38+09:00
2024-03-04T18:44:38+09:00
tomoakishimizu
パリコレ
ここ最近はロエベのショーの後にイッセイ・ミヤケが続くのだけれど、今回もやはりイッセイ・ミヤケのショーがあり、ヴァンセンヌ城からポルト・ドレー宮へ移動しました。一本道で至近距離。ポルト・ドレー宮はその昔、地下に水族館を擁すアジア・オセアニア美術館として機能していましたが、収蔵品をケ・ブランリー美術館に移し、現在は移民史博物館となっています。アール・デコ時代の建築物で、テレビシリーズのエルキュール・ポワロの『雲をつかむ死』のロケ地の1つでもあります。 肝心のコレクションですが、古い時代の原初の服をイメージしたそうで、1枚の布を巻き付けたような、かなりシンプルなシルエットが多かったです。着る人がアレンジしやすい構造になっていて、各人の個性を引き出せるものになっている点が特徴。こちらは、採取した草花を元に描いたモチーフのシリーズの一点。縮絨する際のコットンとウールの収縮差によって、原画の刷毛目まで表現したそうです。 無縫製の筒状のニット。上下の違いが無く、その日の気分によって選べるそう。グラデーションのカラーは手で染めています。 円形と直角の型を用いて、ハンドプリーツを施したドレス。大変な作業です。 こちらも同じシリーズの一点。遊牧民的な装い。以前も書いたかもしれませんが、ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館へ友人と一緒に行った時に、イッセイ・ミヤケの最初期のプリーツドレスが飾られていて、「叔父がこのハンドプリーツをやっていた人で、最終的に身体壊した」と言っていました。本当に体調不良の直接的原因になったかどうかは不明ですが、手とアイロンで一つ一つ折り目を付けて行く作業はそれ程過酷あるというイメージが刷り込まれたエピソードでした。今季のコレクションは、シンプルな印象を与えるも人間の手が随所に入っていて、これまで以上に作り込まれたコレクションでした。 以前もイッセイ・ミヤケのショーで音楽を担当したことのある、フランス在住の中野公揮くんが生演奏をしました。これまでの内省的な雰囲気の音とは異なり、明るささえ感じさせて、フィナーレの曲にはヴォーカルも入りポップな印象。音楽のお陰もあって、ショーはとても盛り上がりました~。
今日も1つもショーを見ません~
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