会場はトンプル市場跡のホール。建物の中に黒いテントを建て、内部の中央に高いランウェイを設置。フロアショーが多い中、高台を作ってのショーは新鮮でした。で、プレス資料を見ると、マルコム・マクラレンの1989年のヒット曲「Deep in Vogue」の2009年リミックスが流れると書いてあって、これはもう期待で胸が膨らみます。この曲はNYでヴォーギングというダンススタイルが流行った時のテーマソング的なものでした。雑誌ヴォーグに出てくるモデルのようなポーズをとりながら踊るという、一般人には不向きな踊り方ですぐに廃れましたが。マドンナの「Vogue」も有名だけど、彼女の方が後追い。僕はてっきり、ショーに昔懐かしのヴォーグングダンサー達が躍り出てくるものだと思いっていたのですが・・・。
ショーが始まった瞬間、客席の上に付いていたヒーターが一斉について灼熱地獄に。客席の人たちの顔が赤く写っているのはヒーターのせいです。汗ダラダラで、頭がジリジリ焼けるよう。街で売っている鶏の丸焼きになったような気分でした。こんなんだったら、テントで覆わなくて、最初から吹きさらしにしてくれればよかったのにぃ。某新聞社に記事を書いている友人は「焼き魚プレイって書いてやったわよ~」。
さて結果は、ダンサーが出てくるわけもなく、ライトが暗くて服のディテールが見えず、音楽と服の雰囲気のつながりが一切理解できず、写真を撮ってもブレブレ。この写真だけどうにかまともに写りました。でも真っ暗ですね。今まで不評だったワイドパンツがまた復活していて、大丈夫なんだろうかと心配に。
で、マルコム・マクラレンの音楽は、2009年リミックスと威張れるほどアレンジは変わっていなくて、ただ長く編集しただけのもの。でも大音量で聞けて嬉しかったです。会場にはマルコム本人もやってきていましたが、インタビューした人に言わせると、物凄い口臭だったそう。老臭の類?と聞くと「何日も歯を磨いてない臭い」とのこと。中国系の若いガールフレンドがいるのですが、耐えられるんだろうか、いやきっと彼女は臭いフェチに違いない、とか何とか、妄想話に発展してしまいました~。
服はネットで見ることにします~
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