昨日紹介したバッグと一緒に買った、おそらく19世紀末頃のドレスを飾っていたであろう刺繍の一部。
で、値切り話。最初このハギレが10ユーロで、バッグが25ユーロと言われていましたが、二つで30になり、何度も立ち去っては値切って、を繰り返してなんとか25ユーロに。でも、あともう一声という感じで、20ユーロまで落とすことに燃えてしまった僕。売っていたフランス人夫婦はけっこう手ごわく、結局23ユーロで落ち着きました。ま、20ユーロでこのバッグは絶対に買えないので、良い買い物でしたよ。
さて、このハギレですが、素材はものすごく複雑。黒いチュールに白のレースをアップリケして、レース部分にはプリーツ状に畳んだシルクシフォンを裏打ちしています。そこにモールやらスパンコールやらビーズやらを刺繍。スパンコールは、もちろん現在見られるような樹脂製ではなく金属。ビーズはフレンチジェットと呼ばれるものが中心。木の化石であるジェットを模したもので、多くはヴィクトリア時代に使われていたもの。フレンチと付きますが、そのほとんどがチェコ製です。ここではマーキス型の2穴、カボションなど、様々なタイプのものが使われています。
この形状から見ると、ドレスの裾部分だったと思うのですが、一体どんな女性が着ていたんだろうと思いを馳せてしまいます。透視能力があったらなあ~なんて。
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