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キディル 2026/2027秋冬

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 昨日はご招待に与ったショーの数がゼロ。展示会とプレゼンテーションとカクテルパーティを巡りました。朝11時にアクネ・ストゥディオスのショールームへ。早々に切り上げて、ケンゾーのプレゼンテーションへ移動しました。場所は高田賢三さんが住んでいたバスティーユの住居スペース。実は賢三さんが住んでいた時、30年程前に伺ったことがあるのだけれど、その後転売されて建築家の隈研吾氏が改装し、かなりモダンな感じに仕上がっていました。様々な思い出を重ね合わせながらの訪問で、中々面白かったです。そこからルイ・ヴィトンの展示会へ。僕は招待されませんでしたが、ルイ・ヴィトンの美術館の敷地内に建てられた特設テントにて前日にショーが行われ、そのテント内で展示会は行われました。リバーシブルのモノグラムのバッグやジャケット、ステンドグラス製の大型トランク、水滴のようなクリスタルが散りばめられたブルゾン、どこを見てもラグジュアリーで、キラキラの世界。でも、水を掛けるとモノグラムが浮き上がるバッグや、体温を調節してくれるテクノ素材のトップスなど、素材開発にも力を入れていて、キラキラだけではない側面もしっかりとアピールしていました。デザイナーのファレル・ウィリアムスは、やはり音楽プロデューサーとしてのイメージが強いのだけれど、ここに来て、一つのコレクションを創り上げるデザイナーとしての力量を発揮出来るようになってきたと思います。とにかく、他を寄せ付けないブランドとしてのパワーの違いを感じました。というのは毎度のことですが。それから部屋に戻り、昼食を挟んでプレゼンテーションを兼ねたパーティへ。3カ所をハシゴし、グラフペーパー、エクスタティック・リサーチ、そしてゴールドウィンという全て日本が絡むブランド。それぞれカジュアルでスポーティな側面が強く、ある意味保守的なパリのファッションとは異なる、よりモダンに仕上げられた服ばかりです。これが世界の潮流である、と再認識させられたのでした。
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 さて、本日は末安弘明によるキディルのコレクションをご紹介します。コレクションタイトルは『Heaven』。Heaven(天国)は、タブーや抑圧からの解放、そして社会規範への疑問を象徴するものとして表現され、コレクションは常にパンクの精神に支えられています。
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 グロテスクなものとキュートなもの、大胆さと繊細さなど、コレクションを通してコントラストを描く、というアイデアを貫いていました。
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 東京を拠点に活動するアーティスト、トレヴァー・ブラウンによる少女のアートワークをあしらったり、ALPHA INDUSTRIESやUMBROとの協業によるボンバースジャケットやブルゾンを見せたり、コラボレーションアイテムも目を引きました。
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 最後のルックは天使を思わせる羽を背負っていましたが、ショー中盤には黒い羽根を背負ったルックも登場していて、コンセプトに沿って、しっかりと両側面を見せていました。今回も、これまで通り、誠実な物作りをする姿勢が端々から感じ取ることの出来るコレクションだったと思います。それは、多くの日本人デザイナーに共通していて、そこはかとなく滲み出て来るもの。パリコレが始まる前は、服そのものにスポットが当たらず、周辺の付加価値にばかり着目される現状にウンザリしていたのだけれど、今回、キディルのコレクションを見て、少し救われた気分になったのでした。


今日はイッセイ、アミリ、ヨウジを見ます~

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by tomoakishimizu | 2026-01-22 22:12 | パリコレ | Comments(0)
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