
昨日は東京から姉がやって来て、一丸(?)となり母親の持ち物整理をしたのですが、本当に酷い目に遭いました。僕が気になっていたのは、2階にある納戸に置かれた母親の紙物コレクション。これまでに訪れた旅行先での思い出の品々(美術館の半券や工芸品のパンフレット)や便せん&封筒、可愛いけれどヨレヨレの包装紙、写真付きの年賀状、名刺、領収書など、ゴチャゴチャと一緒くたになっています。四半世紀以上前に、父親がサウジアラビアに2度目に赴任し、母親も同行しましたが、その時に僕がパリから母親に宛てた手紙も出て来て、そこには「あなたは世間を知らない」と書いてありビックリ。恥ずかしくなりました。そのままゴミ袋にin。母親は記録マニアで、キャンパスノートを家計簿代わりにしていて、その他にも旅行の時の支出情報や、ワクチン接種後の自分の身体の変調を克明に記録したものまでありましたが、最初の方だけ書いて、後ろのページはまっさら、というものばかり。全て廃棄。姉は寝室の棚の整理を担当。大量の“ムシューダ”とポケットティッシュが発掘され、二人して怒りを通り越して呆れました。強迫観念的に買い足してしまっていたようです。あとは、有象無象な感じの大量の服をやっつけました。姉が「あの人、万が一病院から戻って来たら怒るだろうね」と言う位、バンバン捨ててしまった。僕は「自分の親だと思いたくない」と呟やきつつ、自分の宿命を受け入れる外は無く。きれいさっぱり、と言うにはまだまだ大量の物が残っているのだけれど、取り敢えず真っ先に捨てるべきものを捨てられてホッとしました。苛烈な作業に一切参加しなかった人任せで無責任な父親に、どうして母親はあんなに紙ごみを溜め込んでいたのかを問うと、自分が有名になった暁に自伝を書くために必要だと思っていたはず、と言います。そういえば、その昔母親は、誰かに「あなたは特殊な人生を歩んで来たのだから自伝を書いた方が良い」と言われたと話していたことを思い出しました。自費出版しない限り、出版不況で自伝などというものを出版してくれる会社は無いだろうし、誰だかわからない老人の書いた本を世の中の人は買いません。その母親の友人は、随分と無責任なことを進言したと思います。父親曰く、母親はいわゆるリッチ&フェイマスな生活を望んでいたと言い、「それを叶えてあげられず可哀想だった」と言うのだけれど、何を言っているのか。母親も母親なら、父親も父親です。「足るを知る」という言葉を解さない不憫な両親。取り敢えず、母親は常に不満を抱きながら生きて来た人間だったよう。「道理で」と納得。まだ亡くなっていませんけれどね。

さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、絵本『Amis comme chiens et chats』です。可愛いからと思って購入したら、何と日本製。しかも、作者も日本人でした。

こちらに落書きがあります。オリジナルのタイトルは『だいすきなどうぶつ』。1972年にフれーベル館より発刊。文は、童話作家、稗田宰子、絵は小田忠。

稗田宰子(はいださいこ)は、童謡「いぬのおまわりさん」の詩を書いたことで知られる佐藤義美の弟子で、佐藤義美の版権を引き継ぎ、自費で記念館を建立したそうです。はいだしょうこ画伯のご親戚かしら、と思ったけれど、はいだしょうこの苗字は拝田でした。

一方の小田忠は、一時期ヨーロッパに滞在していたのか、パリやヴェネツィアの風景を描いた油絵作品がネットオークションで取引されています。でも全然作風が違うため、もしかしたら同姓同名の別人かもしれません。それ以外は、ネット上では全て絵本の挿絵。キャリアなどの詳細は一切判りませんでした。

次回以降のイベントにて初披露の予定。是非ご注目下さい~。
明日も絵本~

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