
本日は朝から商品の修繕や洗濯をしています。大変だったのが、モントルイユで見つけた、1930~60年代に活躍したクチュリエ、ジャック・アイムの一枚仕立てのウールのコート。コート自体が大きいので水を含むと重くなり、洗剤で洗ったら真っ黒な水が出るし、絞るのが大変だし。折角入浴したのに瞬時に汗だくでした。でも物の良さというのは大事で、全然形が崩れません。やはりフランスのオートクチュールの伝統は唯一無二、と思い知らされたのでした。で、ファッション関連の話を書くと、1カ月くらい前のことでしょうか。僕が卒業したファッションスクール、ステューディオ・ベルソーが今年閉校になるというニュースが流れました。校長マリー・リュッキーのワンマン指導校で、彼女の娘が経営を引き継いでいましたが、コロナ禍のせいで生徒の半分以上を占める外国人が集まらず、経営が苦しくなったようです。学校の方針はかなり自由で、個性が重んじられていたとは思うのだけれど、リュッキー校長の個人的趣味が強過ぎて偏りがあったと思います。ロンドンのセント・マーティンや、アントワープの国立アカデミーのように、スター・デザイナーを輩出できなかったことも閉校に追い込まれた原因の一つだとは思います。とはいえ、マルティーヌ・シットボンやロリータ・レンピカなど、90年代に大活躍したデザイナーが卒業生だし、アクセサリーのシャルロット・シュネやエルメスのレディースのアーティスティック・ディレクター、ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキー、イザベル・マランやランバンのアーティスティック・ディレクターのブルーノ・シアレッリとか、ヴィクトリア・ベッカムのブランドをサポートしていたローラン・ムレなど、列挙出来るくらいはいますね。フラボアをやっていた宇津木えりさんも卒業生。変わり種では、ゲイのポルノ男優になったフランソワ・サガなんて人もいます。蛇足。最近は年間授業料が11,000ユーロ(約170万円)にもなっていたそうで、僕の頃からすると倍以上。卒業してモノになるのかわからない勉強のために、そんな金額を支払う人は少ないはず。ファッション自体がこれまでとは違うジャンルになりつつある中、こればかりは仕方がない、という感じです。ファッションは元々虚ろなものではあるのだけれど、その呆気なさに虚無を感じる今日この頃なのでした。

さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、謎の瓶です。底部分がシャンデリアパーツのようにカットされていて、このままでは自立せず。

支える台のようなものがあったのかもしれませんが、当初からこの状態でした。作られて1世紀ほどは経っていそうですが、確証は無く。フタが付いていたような形跡も無く、香水入れにしては大き過ぎます。イギリスでは涙を溜める瓶というのがヴィクトリア時代に流行し、形状は似ていたりしますが、やはり大き過ぎます。

寝かせた状態でお花を飾ると素敵かも、なんて思って買ってみたのですが。再来週からの名古屋のお花屋さんでのイベントでの反応は如何に~。
洗ったコートのせいでナフタリン臭い~
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