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嘆く召使い

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 本日も仕入れで出たり入ったり。朝は割とのんびりとしてしまい、10時前に出発して13区の古物市へ。ここはいわゆる古物業者が少なく、出店者に住民が多いせいか割安で、業者が出店していたとしても、ここでしか会わない人が多く、自分にとって新鮮な商品に巡り会える確率が高いです。ということで、今日も中々良いものに出会えました。それからヴァンヴへ。久々に行ってみると、ここはここでやはり大きな蚤の市なので、何かしら面白いものが手に入ります。ヴァンヴの存在意義を強く感じたのでした。バスで次の場所へ移動しようと乗ったら、思っていた場所と違っていて、結構な量の荷物になっていたので諦めて部屋に帰ろうと思ったら、道すがら古物市が行われていたことを思い出して途中下車。「これだ!」というものは無かったけれど、あれやこれやと買い物をして部屋へ。昼食を取ってから、ダンフェール・ロシュローの元精神病院の前の道での古物市へ。ついついピエール・カルダンのジャケット(女性用)に目が行ってしまい、ちょっとだけ迷いましたが買ってしまいました。カットがきれいだし、ボタンの選び方や素材感も素晴らしい。カルダンといえば、大統領官邸エリゼ宮近辺の土地と物件をそれこそ山のように持っていたそう。南仏に持っていた別荘はアマゾンのベゾスが200億円弱で購入したとか。とにかく、商才に長けていたカルダンさんの爪の垢を煎じて飲みたいくらいです。故人となっているので、もう無理だけれど。それからムーラン・ルージュの目の前での古物市へ。ほとんど得る物が無かったですが、こればかりは仕方がない。マルシェ・サントノーレの古物市へ。17時半過ぎで片付けモードに入っていたため、落ち着いて見られず。何も買えませんでした。アパートの近所のスーパーに寄ってから帰宅。その途端、昨日に引き続きゲリラ豪雨&雷がやって来ました。ほとんど嵐。フランスって、確かにこの季節に豪雨はありましたが、2日続けてというのはかなり珍しいかもしれません。昨日から今日に掛けては地方で地震があったようですし、何だか日本と変わらなくなって来ているような気もしなくもなく。さて、本日は買い付けにやって来ている大阪のオソブランコのお二人がご飯を食べにやってきます。取り敢えず、白木さんのために好物のフライドポテトを揚げたいと思います~。
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 さて、本日も作者不詳のお人形シリーズの一点。こちらは、昨日ご紹介の女性の召使いと思われる女性です。カギを下げているので、おそらくは召使で、嘆いているような表情は、きっとご主人様の死に直面したことによるものに違いない。というのは、あくまでも僕の推測です。そのカギは大き過ぎて、スケール感がおかしいですが良いことにします。鍵自体は相当古い物を使用していて、おそらくは蚤の市などで見つけたはず。
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 彼女の着用しているレースアップのジャケットのデザインが凝っていて、作者は西洋服飾史をしっかりと勉強した人なのだと思います。もしかしたら、オペラやテアトルのコスチューム作りに携わっていたのかもしれません。とにかく、隅々まで的確な表現で貫かれていて、感心するばかり。明日は謎のご婦人をご紹介します~。


ゲリラ豪雨は結局30分以上続きました~

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by tomoakishimizu | 2023-06-19 02:20 | 人形シリーズ | Comments(2)
Commented by Yukari at 2023-06-21 08:47
ジャケットステキ。
ショルダーラインを落としていたり、ぺプラムも凝っててアンティーク衣装っぽいですね。
刺しゅうの絵心と技術もすごいです。
瞳の虹彩の表現や唇の輪郭をハッキリさせるブランケットステッチは、みっちり糸を並べていて色のチョイスもキャラクターに合ってるし
このシリーズは特に眼福で続きが楽しみです。
Commented by tomoakishimizu at 2023-06-21 21:06
Yukariさん、糸の色選びから素材選びから、何から何まで考えられていて、本当に凄いなと思います。少なくとも、クチュール組合の学校か同等レベルの学校出身のような気がします。
鼻の孔もちゃんと刺繍しているのにはビックリです。
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