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マダム・ル・マオの孫娘(推定)

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 フランスでも6月は湿度が高くなり、これまでは結構しんどい毎日が多かった印象があるのだけれど、今回パリに戻って来てみたら、それ程でもなくてビックリ。日本と比べると湿度が低いため過ごしやすく、また夜から明け方に掛けて気温が下がるので、寝苦しくなく、本当に助かっています。ただ、今日は朝から何となく頭がボーっとしていて時々めまいがします。時差ボケの時の倦怠感とも違う。それで、スマートフォンのお天気アプリを見てみてわかりました。今日は大気の質が悪かったのでした。コロナ禍が落ち着き、天気が良い中で車両の往来が激しくなったせいもあるのかも。そんな中、アリーグル市場へ行き、その足でヴィクトル・ユーゴー通りの古物市へ行ったものだから、帰って来て昼ご飯を食べたら力尽きてしまい、気付いたら2時間程寝てしまいました。それはそうと、昨日は友人のお誕生日会を兼ねたその友人の夫を偲ぶ会が、近くの某ブラッスリーで行われ、急にお誘いがあり行って来ました。友人の夫は別の有名レストランで支配人をしていた人で、その繋がりでその名高いブラッスリーを借り切ってレセプションを行えたようです。アール・ヌーヴォー期のモザイクで彩られた奥の広間で過ごす時間は中々得難く、コロナ禍もあって疎遠になっていた共通の友人たちと久々に挨拶が出来て良かったです。主役の友人は、昨日誕生日を迎えたのだけれど、つい先日長く闘病を続けていた夫を失い、傷心のあまり毎日酒浸りのようで、顔色が優れなくてやや気掛かり。前日もワインを3本も飲んだそうで、僕でも3本飲んだら次の日はおかしな状態になって使い物にならなくなるのだけれど、友人は普通に立っていたので相当強いのだと再認識。気丈に挨拶をして、それが涙を誘ってくれましたが、同時に笑われてくれもし、不思議な高揚感をまとった状態で会場を後にしました。フランス人の夫を看取って未亡人となった日本人の友人は何人かいますが、彼女たちはそれ相当な覚悟を持って最後まで支え続けたのだと思うと、畏怖の念さえ抱きます。僕がそんな状況に置かれた時に、果たして彼女たちのように振舞えるのだろうか。日本とは全く異なる文化的背景の人間に愛想を尽かさずにサポートできるのか。考えても仕方のないことですが、ちょっとした妄想をしながら、自分の器の小ささを恥じ入るばかりなのでした。
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 さて、本日はこちら。昨日のマダム・ル・マオの孫娘と思われるお人形さんです。こちらのお人形は、このシリーズの最初にご紹介した修道士と一緒にビニール袋に収められていて、『教会へ孫娘と出掛けるマダム・ル・マオ』と書かれたカードが入っていました。ということで、この子は孫娘で間違いないと思います。 
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 手に持っているお人形も全て最初から作っています。全体的な仕上がりにも言えることですが、キッチリと作らず、適当なところも垣間見えて、それが絶妙な調和を醸していると思います。
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 配色、素材感、素材の組み合わせ、パターン、ボリューム感、全てが的確で適度なバランス。迷いが感じられません。何を目的にして作ったのかが本当にわかりませんが、おそらくは明確なストーリーがあったはず。明日は、その主役とも思われる女性のお人形を紹介したいと思います~。


今日は麻婆豆腐を食べて早寝します~

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by tomoakishimizu | 2023-06-17 02:24 | 人形シリーズ | Comments(2)
Commented by Yukari at 2023-06-17 09:25
素晴らしい人形達ですね。
作者の高い美意識と表情やポーズ、衣装にもストーリーを感じます。
次も楽しみです。
Commented by tomoakishimizu at 2023-06-18 01:59
Yukariさん、人形からは作者の情熱や情念をも感じます。ちょっと怖いくらいなので、そういった意味でも売るのは止めました。バラバラにしてしまうのも忍びないですし。明日もご期待下さい。
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