一昨日、商品を詰め込むためにキッチンのカウンターに立てかけてある段ボールを取り出したら、床にルフトハンザに搭乗した時に頂いたチョコレートの包み紙が粉々になっているのが見えました。ガ~ン。ネズミの仕業です。でも、チョコレートを食べた子は、昨年捕獲済みだと思います。そう信じたい。少なくとも、現在は冬眠中だと思うので、我が家にはいないはず。とにかくブルーな気分になりました。そして昨日は、夕食の前に入浴したのですが、湯船に浸かっている時に物音が聞こえ、ネズミかと身構えたのだけれど、それが割と等間隔で聞こえて来るので、直ぐに状況が掴めました。洗面台のシンクの下の水道管と蛇口の繋ぎ目から水漏れしていたのでした。救急の工事人を呼ぶと高くつくので、自分で処置する外はありません。ということで、常備しているスパナとゴム製の輪っかを持って来て、工事すること5分で終了。その後何度もチェックしていますが、漏れていないので工事は成功したようです。パリで生活をしていると、面倒なことが起きること多々ありだけれど、その反面、色々と強くなりますね。住まないで観光で来るのが一番です。でも、今はユーロが高いのでお勧めしませんが。
さて、本日は昨日行われたアンリアレイジのショーをご紹介します。会場はマドレーヌ劇場で、劇場でのショーは観客からすると服をジックリと見ることが出来なくて、中々辛かったりするのだけれど、今回は会場の選択は大正解。というか、劇場を選んだ理由がわかりました。ショー冒頭は白いコートをまとった何組かのモデルたちが登場しました。それぞれ、前も後も無いアイテムを着ています。
そして、再び同じモデルたちが登場すると、紫外線の出るライトが降りて来て、ウィッグの色が変わり、服にモチーフが浮かび上がりました。会場からはどよめきが。今季はコレクション全体に、紫外線によって色に変化が起きるというフォトクロミック材料による素材を使用しています。
その後はもう驚きの連続。こちらは白いレースのセットアップがファンシーな色合いに変化する様子。
袖をティアードに仕立てた真っ白なドレス。
こんな色合いになり、ピエロの衣装を彷彿とさせます。太陽の出ている日中は華やかになり、夜は真っ白、というドレスです。逆のバージョンで、昼間は白で夜は色が浮かび上がる結婚式用のドレスを作ったら、1着で済みますかね。
ボリュームのある素材によるケープ付きのドレス。
紫外線を当てると袖の色が変わり、ストライプが浮かび上がりました。
起毛素材のセットアップ。インナーに来ているアーガイルチェックのVネックセーターにも注目。
インナーもブルーに色が変化し、アウターはモチーフがより目立つようになりました。淡い色だけでなく、原色もしっかり出ています。正にスペクタクルショーで、拍手喝采の内に幕を閉じたのでした。
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