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ヒツジの角と道化の少年の花瓶

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 昨晩は、日本から遠路はるばるやって来た3人の古物業者さん達とステーキハウスで食事をしました。詳しくは、僕のYouTubeチャンネルを見てみて下さい。なんて書いておきながら、たった30秒ほどのステーキの焼き加減についての説明動画だけれど。それはさておき、よくもまぁ、こんな時にわざわざ来たものだ、なんて感心することしきり。日本に戻ったら、2週間自主隔離しなくてはならないのに、です。商品が売れると「やった~嬉しい! でも仕入れはどうするのよ」、となり、不安になるのはわかるのだけれど。という僕も、8月、9月は品薄になっていくのを喜びながら、実は心許ない気持ちで過ごしていたのでした。今回戻ってきた目的は、もちろん仕入れもあるのですが、煙突掃除と湯沸かし器の点検が大きかったかも。まぁ、仮の滞在許可証はペンディング状態だけれど。それで、本日は早起きして3区のブルターニュ通りの古物市へ行ってみました。でも、ダラダラしてしまい、着いたのが10時過ぎ。取り敢えず、前夜一緒だった業者さん達は7時頃から行っていたようで、誰とも擦れ違わず。朝早く行ったとしても、商品出しの済んでいないスタンドが沢山あり、そのためにいちいち戻るのは面倒だし、そもそも僕は他の業者さんが買わないものを買うわけで、早い者勝ちの世界で頑張る必要が無いのです~。それにしても、他に日本人の業者さんが沢山いてビックリでした。それからアリーグルの蚤の市へ行き、帰宅して昼食後に16区の古物市へ。先週、このブログでも書きましたが、コロナで入院していた業者さんが出店していました。喋る時に力が入らないようだし、目の前で商品を落下させて壊したりして、見ていて何となく辛そうです。彼のところで、半ば無理矢理、まぁまぁ高い商品を買って帰ってきました。市自体が閑散としていたので、日本の業者さんに是非行ってもらいたいと思います。さて、日本から来ている業者さんたちは今週の3区の蚤の市と、来週のパリ郊外での大きな古物市を狙っているようです。僕はパリ郊外の古物市は行きません。パリ市内だけで済ませるつもり。だって、みんなが買うものを買わないからです。マイペースで頑張ります~。
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 さて、本日はこちら。パリ市内の古物市で見つけた、ヒツジの角と少年を象った花瓶です。手の平に乗りそうなくらいのサイズなので、スミレなどの小さな花を生けるためのもののようです。まぁ、これも他の業者さんが手にしないタイプのアイテムでしょうね。
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 縁が割れていると思ったのですが、売ってくれた業者曰く、最初からこの状態だったそう。触っても手が切れる程鋭利な箇所は無く、角の割れを表現しているようです。 
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 無気力が漂う少年の表情。その服装から察するに、道化のようです。ヒツジの角と道化の小さな少年という組み合わせに何か意味があるのかもしれないと思い、ネット上で調べてみましたが、突き止められず。骨董店でヒツジの角をあしらった花瓶を見かけたことを今さっき思い出し、更にネット検索をしたら、角は豊穣を表し、モチーフとしての角を花瓶にするという発想は元々ヨーロッパにあったようです。少年の浮かない顔はさておき、中々おめでたいアイテムだったことがわかりました。来月、神戸阪急さんにて是非ご覧下さい~。


明日は8時半頃から活動の予定だけれど…

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by tomoakishimizu | 2020-09-18 23:09 | 調度品 | Comments(0)
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