イッセイミヤケのショーは、カルチャーセンターである104(サン・キャートル)で行われました。新任のアーティスティック・ディレクター、近藤悟史が手掛ける初のコレクションです。ショー冒頭に、トゥールーズ出身のシンガーソングライター、デローランティスが登場。
コレクションタイトルは『A sense of joy』。人間に歓びをもたらす服を作りたいとし、それは今回のショーで見事に表現されていたと思います。演出はメンズのプリーツコレクション、オム プリッセのショーを手掛けたダニエル・エズラロウで、やはりダンサーたちが縦横無尽に動き回る内容でした。
イッセイミヤケのブランドの一つ、A-POCで発表されているフリンジのアイテムに近いアイデアのドレスが登場。段々色が鮮やかになっていきます。
バルーンのようなナイロンのドレス。同じシリーズのドレスが数体出てきました。
そしてスケートボード隊も登場し、焦点をどこに合わせていいのか困りましたが、とにかくランウェイは華やかに。
トピックが余りにも多いので諸々省きます。こちらは天井から降りてきたプリーツのドレスを、下着姿のモデルが着用するところ。
そしてアフリカンミュージックがかかり、モデルたちは飛び跳ねながら踊り出します。プリーツがかかっているドレスは、上下にバウンドし、その様がとてもユーモラス。ここでも会場は大いに盛り上がりました。
天井から吊るされたワイヤーに身体を釣り、ダンサーたちが円を描くように踊ります。
そしてモデル全員が登場し、輪になってクルクルと周るフィナーレへ。ショーは最高潮を迎えました。
新任の近藤さん。今回は、ダンサーたちにとって踊りやすい服がメインだった部分もあり、また春夏だったこともあって、新しい素材によるアイテムをジックリと見せるものではありませんでした。イッセイミヤケらしさは十分に受け継がれていたと思うので、次回はこのブランドらしい革新的なルック・アイテムを期待したいと思います~。
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