グレン・マーティンスによるY/プロジェクトは、アレクサンドル三世橋のたもとにあるクラブ『ショーケース』でショーを発表しました。でも、屋内でショーを見られるのは席番号の入った招待状を持っている人のみで、立ち見の人は橋の下。僕は立ち見だったので、格差社会を痛感しながら、吹きさらしの場所で熱っぽい身体にムチ打って見ましたよ。
中心線をずらして不思議なドレープを作ったり、襟を長くして巻き付けたり、といったアイデアの繰り返しで、特に目新しいものがなく、これまでと変わらない感じでした。
春夏コレクションなので、大袈裟で重々しいものは無く、全体的にシルエットはスッキリしていたかもしれません。
ニーハイブーツを履いているかのように見える、トロンプルイユ(だまし絵)的なオールインワンとジャケットのセットアップ。着こなすにはハードルが高いし、着るまでに相当な勇気が要りそうです。それにしても、ややマンネリな感じがした今シーズン。次回は何か、もっと違うものを期待したいと思います~。
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