ヴィクター&ロルフのクチュールコレクションは、劇場ゲーテ・リリックで発表されました。彼等の大好きな素材、チュールをあしらったオーバーサイズのドレスばかり18点。いきなり“写真撮らないで”ドレスで面食らいました。
それぞれに意味深長なメッセージというか、言葉というか、スローガンというか、そんなものが付いています。こちらはトレンチ風のチュールドレス。個人的な趣味からすると文字が邪魔。
某大国を想起させる鷹とFreedomの文字。政治的メッセージなのかと勘ぐりたくなりますが、特に意味は無いようです。
リボンのように結んだチュール製のパーツをグラデーション状に縫い付けたドレス。う~ん、今回はヴィクター&ロルフの大雑把な感じが前面に出ていて、余り感心できませんでした。
そもそも、チュール製の大きなドレスというのは、約10年前にプレタポルテのコレクションでもやったネタで、アイデアとしては然程新鮮ではないです。ただ、ポップな雰囲気は今までに無かったものですし、ドレス自体は丁寧に美しく仕上げられていたとは思います。
そんなことよりも、着る人がいるかどうかが一番重要。横広がりの特大ドレスは周囲に迷惑がかかりそうなので論外として、他のドレスは、とりあえずアカデミーやグラミーで女優さんたちに勇気を出してもらいましょう、ということ?
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