トム・ブラウンは、国立高等美術学校(ボ・ザール)のホールを会場にショーを開催しました。相変わらずテーマはわかりませんでしたが、演出のコンセプトは面白かったです。注目すべきは会場の設営。壁も客席もランウェイも全て緩衝材(通称プチプチ)で覆われていて、ランウェイ中央には袋状のプチプチを被せたオブジェが並んでいました。ショーがスタートして、料理人のような緩衝材製コスチュームのモデルたちが登場。
それから、ジャケットとパンツとシャツを一体化させたドレスが矢継ぎ早に出てきました。
アイテムによっては、背中がレースアップのコルセットになっているものも。ドレス類はおそらくショーピースで、店頭販売は微妙なところでしょう。
一体化されていないコートもあり、そういったものは生産及び店頭販売されるものと思われます。
実はショーが始まってランウェイにライトが当たった時点で、袋状のプチプチの中身が透けて見えてしまい、ネタばれしていました。最後に、冒頭のモデルたちが再び登場して袋を外します。
そうすると、今まで登場したルックの人形が姿を現す、という演出でした。こちらは2つ上の写真の人形バージョン。アヒルのモチーフの縮尺が全然違いますね。近くで見ると、かなり雑な作りでしたが、それはさておき、中々面白い演出でした。モデルたちはランウェイを再び歩かず、人形たちがその代わりを務め、トム・ブラウンが挨拶に出てショーは終了~。
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