ヴィダル作 笛吹きモチーフのインク台

e0074478_19322754.jpg
 パリ市内の古物市で見つけた、笛吹きのフィギュアが付いたインク台です。素材は錫を主原料にしたレギュールと呼ばれる合金で、銅のような塗料がペイントされています。ネオ・ロココ風なので、ルイ・フィリップ時代という可能性もありつつ、19世紀半ば以降、20世紀初め以前の制作と思われます。レギュールは『貧乏人向けの銅』なんて表現される素材ですが、こちらのインク台は中々の出来栄えです。
e0074478_19322721.jpg
 銅ではなく、ペイントされていることがわかる艶やかさ。それはともかく、珍しくインク瓶に破損がありません。もしかしたら、ほとんど使われていなかったのかも。撮影中ふと見ると、今まで気付いていなかったサインが見えました。
e0074478_19322729.jpg
 N Vidal。ネット上で調べてみたところ、1831年にニームで生まれ、1892年にパリで没した、ヴィダルと名乗っていたルイ・ナヴァテルという彫刻家が浮上しました。おそらくは作家活動の他に、商業的な彫刻も手掛けていて、こちらのインク台はその一つのようです。
e0074478_19322785.jpg
 更に調べたところ、動物モチーフの付いたインク台など、複数手掛けていることがわかりました。そして、同じ笛吹きのモチーフが付いた、もっとシンプルなインク台が存在することも。いつの時代も、芸術家として生きていくのは大変なんだなぁ、なんて思ったりしたのでした~。


別の用途は…。塩胡椒入れ?

人気ブログランキングに投票!
[PR]
by tomoakishimizu | 2018-06-23 19:31 | 調度品 | Comments(6)
Commented at 2018-06-24 01:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomoakishimizu at 2018-06-25 02:44
上のカギコメさん、こちらは次回8月末の名古屋の髙島屋さんで販売予定です。もしいらっしゃれたら良いのですが、どうでしょうか?
Commented at 2018-06-26 00:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomoakishimizu at 2018-06-26 00:46
上のカギコメさん、お返事どうも有り難うございました。笛吹きさんの顔がハッキリと写っていなかったですね。近日中に顔写真をメールでお送りします。名古屋にいらっしゃれることを祈りつつ、お元気で!
Commented at 2018-06-26 02:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomoakishimizu at 2018-06-27 01:21
上のカギコメさん、値段は1万円台後半で、2万円を超えない程度を考えています。後程写真をお送りします。でも即決する必要はないのですので。というか、実際にご覧になってから決めて下さい~。
<< スミレ用グラス KPMのソーサー >>