クレイユ・エ・モントローとショワジー・ル・ロワのヘタウマモチーフ皿各種

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 今日はunikkさんが定休日で時間的に余裕があるので、こちらをジックリとご紹介したいと思います。パリ市内の古物市で見つけた、ヘタウマモチーフの皿9枚です。
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 これがとても複雑でして、クレイユ・エ・モントローとショワジー・ル・ロワという2つの窯のバラバラの皿に、同一と思われる人物が絵付けをしています。こちらはやや小さめのケーキ皿のシリーズ。ガーランドの中に花と虫が描かれていますが、ナイーブな描き方ゆえにそれぞれの種を特定できず、不思議な印象を与えます。
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 上の写真の左上の皿の刻印。しっかりと押されていないため、判読できません。これのみ非常に古く、おそらくはクレイユ・エ・モントローになる前のクレイユのものと思われます。
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 イポリット&ブランジェの頃のショワジー・ル・ロワのバックスタンプ。19世紀半ば以降のもののようです。
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 クレイユ・エ・モントローのバックスタンプ。1884年から1920年代まで使われていたものだそう。
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 やや深めのスープ皿3枚。虫は描かれておらず、ガーランドのみ。クレイユ・エ・モントローとショワジー・ル・ロワは、その後1920年に合併します。これらの皿はその時に絵付けされたのかも、と一瞬思いましたが、そうではなさそう。僕が想像するに、19世紀にこれらの皿を所有していた人物が、白い皿に絵付けをしただけの話なのだと思います。
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 クレイユ・エ・モントローの1876年から1884年まで使われていた刻印。
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 この皿のみ平皿。どこを切り取っても不思議なタッチで、あまり古さを感じさせません。
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 1876年から1884年まで使われていた刻印。ヒビが入っているように見えますが、こちらは貫入で、表面に響いていません。実はほとんどが売れてしまい、あと2枚を残すのみとなっています。というのは、絵付けが微妙で「いくらクレイユ・エ・モントローだからって、これは難しいだろう」と思ってお手頃価格に設定したからでした。ただ、どれが残っているのか記憶が薄く…。おそらく大きな平皿は残っていたと思われますが、明日以降お店で確認してみてください~。

本日は定休日ですのでお間違いなく~

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by tomoakishimizu | 2018-05-23 12:26 | 生活用品 | Comments(0)
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