パリ市内の古物市で見つけたカタツムリです。お値段高かったのですが、あまりにも魅力的でその場から離れられなくなりました。
生々しい指でごめんあそばせ。イタリア製という文字は見えるけれど、肝心な制作者の刻印、ジャンマリアの後の苗字部分が潰れていて、ほぼ何らの情報も無いまま購入を決意。家に帰ってきてネットで調べたら、これはブチェラッティの製品であることがわかりました。ビックリ。現在はルイ・ヴィトンになっているヴァンドーム広場の一角に、少し暗い感じのするブティックがあったブチェラッティ。レースのように仕上げた繊細なリングが有名ですが、ブティックには純銀の動物や昆虫、植物が飾られていました。このカタツムリはそういった動植物シリーズの一点のようです。ちなみに現在ブティックは、ヴァンドーム広場からオペラ方面へ延びるラ・ペ通りに移転しています。そして中国資本になっているのだそう。
ジャンマリア・ブチェラッティは、父親のマリオ・ブチェラッティから会社を引き継いだ2代目で、1971年より自分の名前を冠した社名に変更。それがブチェラッティ・ホールディングスになる2011年まで使われていたので、こちらのカタツムリはその間の制作となります。でも、おそらくは1990年代頃までのもの。こんなお宝に巡り合うことは最近ではほとんど無く、我が物にしようかと一瞬悩みました。でも「純銀カタツムリ持っててどうするの?」と自問自答。そんな奢侈品を買う人の顔が見えてこないのだけれど、一か八かで販売したいと思います~。
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