ドリス・ヴァン・ノッテンのショーは、パリ市庁舎のホールで開催されました。今シーズンは、美術を学んでいない人が描いたアート、本能のままに創造したアートであるアール・ブリュットをテーマにしています。こちらは、ペンとインクで自由気ままに描いたモチーフをプリントしたコート。
羽の要素も多く見られ、こちらのフェイクファーのコートには、マラボーの羽をパッチワークしています。マラボーはオーストリッチに風合いが近いのですが、オーストリッチは輸入制限のある国が多く、現在は簡単に使用できないのだそう。
スポーツウェアからインスパイアされたシャツドレス。切り替えしと色使いが美しいです。
アール・ブリュットモチーフのプリントのパンツに合わせたブルゾンにはビニールテープを刺繍し、羽のような効果を出しています。
ミリタリーテイストのコートドレス。ギャザーを寄せて、袖に膨らみを持たせることでフェミニンに仕上げています。
最後のルック。マラボーの羽をイメージさせるビニールテープを刺繍したドレス。今シーズンは、テーマがすんなりと見えてこなくて、一体全体何だったんだろうとモヤモヤしながらショールームへ行ったのですが、実際に服を見てみると、どれもこれもが美しくて、自分が女性だったら熱狂してしまって大変だっただろうなぁ、なんて思いました。まぁ、ドリスの場合はいつものことなのですが~。
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