
1年くらい放置していたニッパーちゃんの貯金箱です。パリ市内の古物市で購入。

ニッパーちゃんはイギリス出身で、19世紀末に実在していたジャックラッセルです。前の飼い主の弟が、亡き兄の声が録音された音源を蓄音機でかけると、兄から引き取った犬、ニッパーちゃんが怪訝そうに耳を傾けたそうで、その様子を弟が描いた絵が元になっています。

僕が思い描いていたニッパーちゃんのイメージと違うので、もしかしてまがい物?なんて思っていましたが、先程ネット上で調べてみたところ、こちらは日本で制作された正規品であることがわかりました。首輪の金具など、細かいところ全てがハンドペインティングです。

ステレオ製品購入者にノベルティで配っていたものだそうで、こちらはただの置物ではなく、貯金箱というのがレアなよう。ちなみにニッパーちゃんは男の子。どうしてニッパーくんではないのか。やはりノベルティでビクターが本を出し、そのタイトルが『ニッパーちゃん』だったので、それにならいました。細かすぎて意味無いですが。

残念ながらフタは付いていませんでした。どうしてノベルティのニッパーちゃんが海を渡ってフランスまでやってきたのかはナゾ。1950~60年代に安価な陶磁器が日本から輸出されていましたが、その中に紛れていたのかもしれません。来月、阪急うめだ本店でデビューの予定です~。
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