パリ市内の古物市で見つけた、フローラルモチーフが入ったロワイヤルブーの磁器製香水瓶です。
残念ながらバックスタンプは無し。おそらくは19世紀末~20世紀初頭にかけてのパリ焼きと思われます。
ディテールに目を移すと、女性のドレスのドレープのようなフォルムをしていて中々優雅な印象。ここまでの造形をフランスで作れたのか、という疑問もあり、もしかしたらドイツ製かもしれません。磁器の素焼きに白の釉薬を塗って焼き、その上にブルーの釉薬を載せて花柄を描いて焼き、最後に金線を載せて焼くという、非常に面倒な作業をしています。フタ部分の金線が薄れてはいますが、まずまずの状態。密閉性はほぼ無いので、香水を入れても一気に飛んでしまいそう。ということで、オブジェとしてお楽しみください~。
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