ムスティエのオクトゴナル・プレート

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 昨日に引き続きオクトゴナル・プレートをご紹介します。こちらはムスティエ産。パリ市内の古物市で見つけました。でも1枚のみ。実は2枚あったのですが、片方はヒビが目につき却下しました。ムスティエについては、僕が出演した番組でも取り上げられていたので、ご存知の方もいると思いますが、プロヴァンスのムスティエ・サント・マリーという村で作られている陶器。1830年に窯が閉鎖され、20世紀になって復活を遂げつつも、釉薬の配合など、解明できない技法があるそうで、似て非なるもののようです。ただ、素焼きに白い釉薬をかけ、地のテラコッタ色がうっすら見える厚手の陶器、という特徴は残されています。
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 で、こちらのプレートについては、復活してからのものと思われます。もしかしたら現行品? Fayanciersとなっていますが、これはスペルミスでFaïenciersが正解のはず。
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 オクトゴナルプレートは19世紀初頭からある形で、陶器以外にピューター製のプレートも存在します。淵にあるツブツブは、アクセサリーでいうミル・グレーヌ(1000粒の種)の意匠で、かなりクラシカルな雰囲気のもの。陶器に関しては、クレイユ、あるいはモントロー、あるいはクレイユ・エ・モントローが制作していただけでなく、ムスティエも花模様や鳥をモチーフにしたものを作っていたようです。また20世紀になってサルグミーヌも復刻版を出していたり。こちらのムスティエのプレートは、昨日の絵付け皿に比べるとより一層使いやすいですが、何せ1枚しかないのが玉に瑕です~。

ちなみに元々軟らかいので割れやすいです~
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by tomoakishimizu | 2017-08-22 22:12 | 生活用品 | Comments(0)
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