アンダーカバーのショーは、凱旋門近くにある劇場、サル・ワグラムで開催されました。コレクションタイトルは『Utopie』。デザイナーの高橋盾が想像する理想郷に住む人々の装いを見せる、というストーリー性のあるものでした。冒頭ではオーガンジーをハチの巣状に繋いだ飾り襟のテクニックを用いたジャケットと、ローゲージニットのドレスやダメージニットのドレスを組み合わせたセットアップのシリーズが4点。くねくね動くモデル達の動きが何とも奇妙でした。
その後も僧侶や新人類などのカテゴリーで服が続々と登場。キーとなるものは様々でしたが、バリエーション豊かなニットや、先述の中世の王族が着用していた飾り襟のディテールが様々なルックで使用されていました。
ボリュームあるローゲージニットも印象的。でも、物凄い値段になりそうです。
最後は“王族”たちが飾り襟のテクニックを用いたドレスで登場して幕。スタイリングやアクセサリーの使い方でかなりアヴァンギャルドに見えましたが、ショールームで服を見た限りでは、日常着として着用可能なものも沢山。やはり間近で見ないとわからないことが多いと実感したのでした~。
明日はジュンヤ ワタナベ~人気ブログランキングへ