またまたダックスフンドです。
去年の春前に、パリ郊外の古物市で買いました。売っていたオバサンは、こっちが値切っても全然取り合ってくれなくて、珍しく言い値で買う破目に。でもこのぬいぐるみのレア度から考えると、結構安かったのかも。といっても値段ははっきり覚えてないのですが。
素材は厚手のしっかりしたコットンで、中綿は木目、目と鼻がガラス。体長23センチ。恐らく50年代から60年代に掛けてのもの。この時代に、コットンの布でできているぬいぐるみって結構珍しいですね。耳の底部分に耳をきれいに垂らすため、おもり用の鉛の薄い板が入っています。シャネルのジャケットの裏側の裾に、おもり代わりの金のチェーンが付いているのと同じでしょうか。パターンも美しくて手慣れた感じ。全体的に作った人の細やかさが感じられます。
素材や作りのことはともかく、この可愛いくてコミカルな雰囲気はこのぬいぐるみの持つ際立った個性。中々出会えないタイプのぬいぐるみです。
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