ミハラヤスヒロのショーは、国立高等美術学校(ボ・ザール)のホールで開催されました。プレス資料が無かったので、テーマはわかりませんが、とにかくミハラっぽさがしっかりと出ているコレクションでした。
切りっ放しのファブリックを別のファブリックに乗せたコートやジャケット。ダメージ加工したかのような、実は最初からダメージ風に織っているニット、火であぶって穴を開けたかのようなファブリックのシャツなど、絶妙なユーズド感を出していて非常に東京的。
実は前々からミハラヤスヒロのような東京のデザイナーが、ヨーロッパのデザイナーに影響を与えている部分が少なからずあると思っていました。でも、それとわかる形でアウトプットされるまでに時間がかかりますけれどね。欧米のデザイナーの多くは東京行きを熱望していて、来ると毎日のように東京中のブティックのハシゴをし、地方に行ったら機屋(はたや)さん巡りをするのが常のよう。そんなにドップリと浸かっていたら影響受けない訳ないですね。
そういえば、この前東京にいたときに、年甲斐もなくラフォーレ原宿へ行ってみました。そうしたら、可愛い服を作っている国内ブランドが沢山店子として入っていて、ビックリしたのと同時に感心したのでした。こんなに選択肢があったら、欧米のハイファッションは必要無いのでしょう。未だにパリ進出を考えている日本人デザイナーって結構いると思うのですが、わざわざパリに来ないで、日本でコレクション発表し、海外メディアを呼べるようになるべき、って思うのですが。僕の意見って極端なのかな~。
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