
今日は、パリコレ期間中に話題になっていたのに、すっかりスルーしていたクレージュをご紹介します。こちらは、ショーの冒頭に登場したアーティスティック・ディレクターのアルノー・ヴァイヤンとセバスチャン・メイエールの2人。

創始者のアンドレ・クレージュは90年代半ばに職を退き、妻のコクリーヌが会社を仕切っていましたが、広告業界出身の若い男性2人に任せて彼女も引退。それが2011年。その2人は、会社のシステムと南仏にある工場を整備し、パリコレクションに備えます。今年5月に、新進ブランドであるコペルニのデザイナー、アルノー・ヴァイヤンとセバスチャン・メイエールの2人をアーティスティックディレクターに迎えることを発表。彼らはコペルニとして、LVMHプライズのファイナリストとして残っていたものの、クレージュに専念するためにコペルニを休止し、LVMHプライズを辞退しています。そこまで力を入れてのコレクションでした。

会場はオペラ・バスチーユ。モデルが着用している服を、360度の角度から見せる映像をバックに流していたため、服の構造がわかりやすかったです。こちらは、クレージュらしいビニール素材をカットして、ニットのように繋げた素材のブルゾン。

ビニール素材も劣化しにくい、軽くて柔らかいものに改良したのだとか。こちらは、同素材の2枚のパーツをスナップで繋いだスカート。

甲冑をイメージさせるベスト。ブルゾン、スカート、ベスト、パンツ、ドレスと、アイテムごとに64ルックを見せました。

パリのヴィンテージショップには、必ずといって良い程ビニール素材のクレージュのブルゾンやAラインのコートが置かれていて、60年代当時を知らない世代にとってもクレージュは身近な存在。そしてここにきてブランドが復活したとなると、年配者たちはもちろんのこと、若い人たちも大きな期待をし、応援したくなるようです。温かい拍手でショーは終了したのでした。まぁ、今となっては数少ないフランス人によるフランスの文化遺産ですからね~。
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