本日も僕の個人コレクションに加えられたものをご紹介します。アルファ社製の少年の人形です。パリ市内の古物市で購入。
足裏の刻印です。高さ42cm。素材はフェルト、コットンで、中綿もコットン、目がガラス。50年代終わりから60年代にかけてのフランス製です。
立体裁断による縫い目と首もとのシワがちょっと怖いですが、さすがはアルファ、可愛く上品に仕上げています。ヴィシー(ギンガム)を使い、ロワイヤルブルーでまとめているところが正にフレンチな感じ。きっと良家の子息に可愛がられていたに違いありません。
さて、昨日はGenerations from Exile Tribeのコンサートを堪能してきましたよ~。何で僕がジェネレーションズ?って思われるかもしれませんが、答えは簡単。要するにプロモーション不足でチケットの売れ行きが芳しくなく、場所を埋める要員として駆り出されたのでした。会場ではオーガナイズに関わる友人と会いましたが、開口一番「ごめんね~。ここ(アリーナの脇にある高台)にいないで~。アリーナに行って~」だって。日本人が沢山来てたけど、そのほとんどが知り合い(笑)。ジェネレーションズのことは一切知らなかったので、前夜に友人とYoutubeで予習をしたものの、音楽的には全然響かなくて頭の中に一切メロディーが残らず。個人的にはテクノやハードハウスを通ってきてはいるものの、シンセと打ち込みバキバキで、全部同じ曲に聞こえちゃうのは僕の耳が劣化してるせいなのかも。それはともかく、実際にパフォーマンスを目の当たりにすると、そのクオリティの高さを認めざるを得ない程の様式美を見せていました。宙を舞うような軽やかでダイナミックなダンスパフォーマンスは、訓練に訓練を重ねた結果生まれる見事な調和が感じられ、一つのエンターテイメントとして完成度が高く、観ていて飽きません。恐らくは少ない時間で十分に宣伝ができず、あまり人が入らなかったのでしょう。街でポスターを一切見かけませんでしたからね。とはいえ、熱狂的な多数のファンが前の方を埋め尽くしていたので寒々しい感じはしませんでしたが、もうちょっと多くの人の目に触れるべきで、その価値のあるコンサートだったと思います。健気に歌って踊るあの少年たちの日頃の努力と鍛錬が報われませんからね。ただ、ふと思ったのですが、彼等の演技から発せられるエネルギーにある意味圧倒され、感心しつつも、彼等がハイテンションで踊れば踊るほど、観ていて切なくなってくるのは何なのでしょう。命を削り、燃やしながら動き回り、人々を魅了するのはパフォーマーとしての宿命だとしても、何だか痛々しくも感じられました。ドラマティックなストーリーを仕立てて勝手におセンチになる、という、いつもの僕の悪い癖なんですけどね~。
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