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モンクレール・ガム・ルージュ 2015/2016秋冬

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 いや~、凄かったです。昨日の金子國義画伯のお通夜。常識的にはダメでしょ、みたいなことがまかり通ってて、微笑ましいというか少々気掛かりというか。そもそも喪服を着ないで参列した僕の存在が規格外。そんな人間が、出口で「有り難うございました」って参列者に頭を下げる役をやったんです。う~ん、微妙。そこに写真家の飯田安国さんが、去年の夏、金子先生が銀座のニューハーフバー『慎太郎』で撮影したという写真6枚を持ち込んでくださり、「皆さんで見て下さい」と仰るので、どうせだったら供花代を納めた人の名札が張られている出口に張り出したら?、と僕が提案すると見事採用。足を120度くらい広げて慎太郎さんとポーズを撮る金子先生の表情は無邪気そのもの。涙々の面持ちで出てくる人たちが立ち止まって写真を見ると、皆さん携帯でバシバシ。そして最後は笑顔で帰ってくれました。そうそう、昨日はコシノジュンコさん、四谷シモンさん、佐野史郎さん、浅葉克己さんなど、錚々たる人々が大集合。フォトグラファーの安珠さんもいらして、しばらくお話できて嬉しかったです。一般参列者の時間が終わった8時に、近親者全員で記念撮影。そもそもお葬式で記念撮影は無いでしょう~、と思ったのですが。花が飾られている正面の壇前にみんなで集合。でもそれでは金子先生が写らないというので、棺を前の方に動かしました。でも横向きだと様にならないということで縦に。そしてカメラマンが脚立に登って撮影です。それだけだったらまだ良かった。皆さん間髪入れずに携帯を取り出し、金子先生をバシバシ撮り出したのでした。一番弟子の赤木仁さんと2人で、「これってアリなんでしょうか」なんて。更にビックリしたのが、金子先生の写真集のモデルになった女子たちが金子先生を囲んでポーズを取り、記念撮影大会が始まりました。これには正直どう反応したら良いのかわからなくなりましたが、よくよく考えたら、金子先生は元来撮られ好きで、金子國義というキャラを全うした人。常識にとらわれない型破りな人だったわけで、我々はそれを受け継いでいるわけだから、きっと先生もお喜びのはず、なんて思い直したのでした。最後に控え室にて皆さんとお酒で献杯。一番弟子の赤木仁さんの話に涙し、大笑いし。常に気持ちはグチャグチャでしたが、何だかとても良い時間を過ごしたという実感だけが残りました。先生、有難う。合掌。

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 さて今日は、1シーズンぶりにご招待頂いたモンクレール・ガム・ルージュをご紹介します。グラン・パレでショー開催です。

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 広々としたホールには、草と枯葉と土のランウェイ。森の中に続く道のよう。

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 自然回帰やアニマルプリント、赤、ツイードなど、様々なトレンド要素を散りばめながら、乗馬スタイルでまとめた今シーズン。1つのコレクションとして充実していたと思います。

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 最後にバッキンガム宮殿の衛兵姿の男性たちが登場。でも、みんなそこらへんで掻き集めてきた感じで凸凹。全然様になってません。コレクションの完成度に反比例な感じで、もうちょっと頑張って予算を割けば良かったのになぁ、なんて。それはさておき、このフィナーレの時点で、僕は焦りまくりの第一段階に入っていました。それは明日の記事にて~。

明日でパリコレリポート最終回~
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by tomoakishimizu | 2015-03-21 10:15 | パリコレ | Comments(0)
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