
またこういう扱い辛い物を買い込んでしまいました。パリ市内の古物市でゲット。ロイヤルコペンハーゲンのフルーテッド・レースのプレート2枚です。

う~ん、もちろん高級品の良さはわかりますし、否定するつもりはサラサラないのですが、見てわかるようなブランドものを扱うのって僕じゃなくても出来るわけで、何となく抵抗があったりします。そして、この種のものを僕が扱うのはまだ早いというか、骨董屋ではないから扱ってもまずいかなとも思ったりするわけです。でも今回については、目の前に仕入れられる値段で売られてたわけで、買わない手は無いという気持ちに抗えませんでした。

ロイヤルコペンに詳しいわけではないので、なんだか薄っぺらな説明しかできないと思いますが、こちらはどうやら19世紀末から20世紀初頭にかけてのものらしいです。

フルーテッド・レースは、アートディレクター、アーノルドクローによって1888年にデザインされたものだそうです。へぇ~。今のものと比べると、レースの幅と花の感じが違います。

もう1枚の方は、何となく寝ながら描きました? みたいな、いびつな線が味になってます。

買った時に裏面を見て、「う~ん、何じゃこりゃ」と思いましたが、ま、もう1枚の方はロイヤルコペンハーゲンで間違いないだろうし、こっちは柄が少し違うにしろ、似たり寄ったりな皿なので「販売の時に華やいで見えていいか」という軽い気持ちで両方とも買うことに。

で、部屋に持ち帰ってネットで調べてビックリ。なんと1870~90年の作。これって正しく、そのアートディレクターが考案した時代のものだったのでした。
あ~、面倒。どうしましょう。ただでさえ高級品なのに、さらに歴史的価値が加わっているわけで、こういうのって値段設定に困ります。サッパリ見当付かない。持って行くのにも気を遣うし、本当に扱い辛いです~。
阪急梅田本店で販売します~人気ブログランキングへ