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19世紀の携帯手鏡

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 19世紀の手鏡です。この前の日曜日、パリ市内の古物市でゲットしました。売主は、アーティストのAちゃん(日本人、というかバリバリの大阪人)。古いものが大好きな彼女は、自分の作品のための素材を蚤の市や古物市で買い集めながら、自分でも古物市に参加して商品を売ってます。19世紀のものが中心。本当に良く吟味されてて、いつも感心しちゃいます。

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 ご覧の通りの手の平サイズ。おそらくシルバーメッキだと思います。この鏡、実は凄くて、鏡に自分の顔を映すと、普通は眼くらいしか映り込まないのに、顔全体を拾ってくれるのです。

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 こんな風に裏側がドーム型になっているから、顔全体が映るのでしょうね。元の持ち主のAちゃんも知らなかったらしく、ビックリしてました。ちなみにこのドーム部分には、うっすらと「Souvenir de Ruthe(ルットゥの思い出に)」と書かれています。ルットゥという女性の夫か息子か娘か恋人が、大切に持っていたものなのでしょう。そんなことを考えると、とてもドラマチックに感じるのと同時に、人によってはおどろおどろしいとか考えるのかもしれませんね。古い鏡には念がこもるとかいう人もいますが、元の持ち主のAちゃんにも僕にも問題が起きてないので、多分大丈夫でしょう~。

浄化(?)して持って行きます~
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by tomoakishimizu | 2014-08-01 23:54 | 服飾 | Comments(2)
Commented at 2014-08-03 16:45 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomoakishimizu at 2014-08-04 17:55
上のカギコメさん、ご無沙汰しています。というか、3ヶ月くらいですか? 僕にしてみたら親戚よりもコンスタントに会ってます(笑)。上の鏡は最初名古屋へ持って行きます(今日告知します)。でもあんまり簡単に売りたくないので、少々お高めにします~。ちなみに塩胡椒入れは売れてしまいました。でもまたいい物ゲットしたので、こちらで紹介します。あ、でもそれも名古屋か久留米に持って行く予定・・・。すみません。
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