19世紀の手鏡です。この前の日曜日、パリ市内の古物市でゲットしました。売主は、アーティストのAちゃん(日本人、というかバリバリの大阪人)。古いものが大好きな彼女は、自分の作品のための素材を蚤の市や古物市で買い集めながら、自分でも古物市に参加して商品を売ってます。19世紀のものが中心。本当に良く吟味されてて、いつも感心しちゃいます。
ご覧の通りの手の平サイズ。おそらくシルバーメッキだと思います。この鏡、実は凄くて、鏡に自分の顔を映すと、普通は眼くらいしか映り込まないのに、顔全体を拾ってくれるのです。
こんな風に裏側がドーム型になっているから、顔全体が映るのでしょうね。元の持ち主のAちゃんも知らなかったらしく、ビックリしてました。ちなみにこのドーム部分には、うっすらと「Souvenir de Ruthe(ルットゥの思い出に)」と書かれています。ルットゥという女性の夫か息子か娘か恋人が、大切に持っていたものなのでしょう。そんなことを考えると、とてもドラマチックに感じるのと同時に、人によってはおどろおどろしいとか考えるのかもしれませんね。古い鏡には念がこもるとかいう人もいますが、元の持ち主のAちゃんにも僕にも問題が起きてないので、多分大丈夫でしょう~。
浄化(?)して持って行きます~人気ブログランキングへ