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ニナ・リッチ 2014/2015 秋冬

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 ニナ・リッチのショーは、チュイルリー公園内の特設テントで行われました。今回はインテリアのカーテンや家具に使われるファブリックから着想を得ていたようで、ブロケードのような重厚で絢爛な素材をイメージさせるものや、ダマスクのようなモチーフやフローラルモチーフ、深いボルドー色のアイテムが目立っていました。

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 黒を基本色に、ボルドー、ラベンダー、ピンクなどを差し色にしています。

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 裏側にストラップが付いているファーのコートをリュックのように背負うスタイリングが印象的。これだったらクロークに預ける必要ないですね。

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 ブロケードのような張りのあるジャカード素材に刺繡を施したセットアップ。

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 アールヌーボーを思わせるアヤメのモチーフが艶かしいシースルードレス。

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 こちらは完全にスケスケのレースドレス。ファッション通信のディレクターは、「これは放送できないかも」っていってました。ま、今回もニナ・リッチらしいといえばそうなんですが、あんまり新しいものが見当たらず。フローラル、レース、フェミニンな色使い、そんなキーワードを守りつつも、ランバンのようにもうちょっと能動的&革新的に攻めて欲しかったです~。

今日はショー何個見られるんだろうか~

http://blog.with2.net/link.php?153914 
by tomoakishimizu | 2014-03-03 17:39 | パリコレ | Comments(4)
Commented by 福岡のファッション好き at 2014-03-03 21:31 x
こんにちは。
お忙しい日々をお過ごしのことと思います。
パリコレも残りあともう少しですね。ニナ・リッチもここ数シーズンは
予定調和路線で、無難なコレクションが続いていますね。
セールスは今ひとつだったようですが、ティスケンスの頃が
個人的には華やかで毎シーズン楽しみにしていました。
清水さんもカルヴェンのところで書かれていましたが、最近は
一段とセールス色の濃いコレクションをするメゾンが多く、今ひとつ
楽しみなメゾンが少なくなってきたように思います。
日本でも、大手セレクトショップが何処も同じような売れ筋のブランド(AとかKとかCとか・・・笑)を置くようになり、個々のショップの個性が失われて存在意義がよく分からなくなっています。
リーマン・ショックとユーロ危機以降、やはり着実にファッションはやや
面白くなくなってきていますねー。
まあ、日本人デザイナーも老舗のブランド以外、全く若手が
出てこないのが大問題ですが・・・。
Commented by tomoakishimizu at 2014-03-04 16:20
福岡のファッション好きさん、ティスケンスの時代は値段も相当高かったし、苦戦したようですね。ロシャスの時も厳しかったと思います。
もう僕なんてファッションに期待すらしなくなった部分があって、ハッキリ言って冷めてます(笑)。そろそろ真剣に方向転換しないと、消費者からそっぽ向かれるんじゃないでしょうか。というか、ファッション自体がビジネスになりにくいものなのに、あんなに人を雇って世界規模で展開しちゃって無理なんですよ。やっぱりファッションは、街の仕立て屋さんレベルの規模が一番合っていると思うのですが。
Commented by 福岡のファッション好き at 2014-03-04 23:31 x
プロ中のプロの清水さんにそう言われると、ぐうの音も出ません。(笑)
確かに、昔に比べてファッションにかけるお金というのはどんどん減っている一方で、メゾンは相変わらず華美なショーや世界的な展開をする
ビジネスモデルを変えきれずにズルズルと衰退しているのかも
しれませんね。ファッション=アートというのは、ごく一部にしか
受け入れられない価値観なのかもしれませんね。
それでも、ついついファッションに芸術性を求めてしまう自分が
いますが・・・。(笑)
Commented by tomoakishimizu at 2014-03-05 19:34
福岡のファッション好きさん、僕がプロ中のプロかどうかは微妙ですが(笑)。
新しい著作本でも書いていますが、ファッションはどうしてもアートにはなりにくいジャンルで、人が使用するというところで、どちらかというと工芸品に近いと思います。それを一大ビジネスにするのはもの凄く無理があるんじゃないかなぁ、と。ライセンス商品とか、香水・コスメをビジネスにするのは良いと思いますけどね~。
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