こちらも阪急うめだ本店での『ギフト展』で販売予定の、ネコと金魚をモチーフにした置物です。12cmくらいの手の平サイズ。
刻印は一切無いのですが、おそらくは1960年代の日本製。というのは、金魚を抱えるネコなんていうモチーフはヨーロッパでは着想を得る人がいないでしょうし、金魚は中国でもポピュラーなモチーフですが、リボンを結んだネコと金魚という取り合わせは“らしく”ないと思いました。それ以前に、3ヶ月くらい前にご紹介した
招き猫の緋色の上薬と筆のタッチが同じ感じなので、これは日本製のはずと断定。
もの凄く美ネコというわけでは全然無く、性格俳優のオジサンのような顔をしてるところに味があって素敵。というか、ベムっぽいですか? 強烈な表情のネコが化け物のような金魚を抱えて明後日の方向を見ている。とてもシュールな光景です。
ひとまず需要があるのか微妙なところですが、フランスで売られていたのだから、当時はそれなりに欲しがる人がいたのでしょう。ハイリスク・ノーリターンの覚悟をしながら、とにかくチャレンジです~。
ハイリスクでもないか…