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19世紀のハンドペイントケーキトレイ

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 一昨日、中野公揮くんのコンサートへ行ってきました。熱くて激情的な音の洪水に圧倒されましたが、実はとても繊細でロマンティックな音色が随所に織り込まれていて、そのせめぎ合いが心地よかったです。あんなに早弾きしても集中力が全然途切れないし、ミスタッチが無いのは驚異的で奇跡のよう。才能を持ってる人は違うなぁとつくづく。“持ってる”といえば、会場で釣り名人のRくんに遭遇。数日前のフェイスブックでは、シーラカンスのようなグロテスクな大魚をアマゾンで釣った時の写真をアップしていました。ちなみに彼は2年連続で釣っているのだとか。でも10年間毎年行っても釣れない人は釣れないそうで、彼もラッキーを持ってるなぁって。それからコンサートの打ち上げでは、京都で不動産業を営むご夫妻にお目にかかりましたが、ご主人の方は祇園では知らない人がいないという有名人で、ご当地CMにも出演しているのだとか。彼らもまた色々な意味で“持ってる人たち”でした。そして隣のテーブルには、バイオリン奏者とチェロ奏者がいて、特にバイオリニストの女子は高校生の時にPコンクールで3位となり、SとかGなどの名器を所有しているのだそう。両方併せて5億円くらいですって。ちなみに身に着ているものは全てエルメス。ヒャ~。持ってる人は本当に違うって思い知ったのでした~。

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 さて、今日はこちら、アリーグル市場で見つけた、脚付きのケーキトレイです。19世紀末の作で、すべてハンドペイント。こんな風に脚にまでモチーフが描かれています。僕としてはかなり自慢の品かも。

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 刻印やスタンプなどの類が無いのですが、おそらくは18区のクリニャンクールで生産されていた磁器、ポルスレンヌ・ドゥ・パリ=パリ焼と思われます。

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 イニシャルが入っているところから、当時のブルジョワが特注して作らせた品であることは確実。実は同じものを3脚買い付けましたが、1脚は端が欠けていて売り物にならず。我が家ではミカン置きとして使ってます~。

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by tomoakishimizu | 2014-01-12 23:19 | 生活用品 | Comments(0)
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