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クリスチャン・ディオール 2012・2013秋冬

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 クリスチャン・ディオールのショーは、ロダン美術館の庭園の中の特設テントで開催されました。庭の方に降りると、こんな感じでパパラッチたちが待ち構えています。いつもとは違って逆方向から激写してみました。

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 こちら、中国のスターのようですが名前がわかりません。過激なヘアだったのと、友近に似ていたので撮ってみました。

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 映画『ブラックスワン』に出演しているミラ・キュニス。とか書きながら、映画観てません。で、写真、ちゃんと撮れてなくてすみません。彼女、ディオールのキャンペーン広告に登場していて、今パリ中のバス停やキオスクで、その強い目力が印象的なお顔を拝めます。

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 肝心なコレクション。ジャケットやコートなどは、元々がマスキュリンなアイテムですが、ヴィンテージ的なシルエットを加えつつ、意外な素材使いでモダンに表現していました。ここ最近ディオールは原点回帰の流れにありますが、それは当分続きそうですね。その他にクラシックバレエにもインスパイアされているそう。

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 コレクションの形容は「たおやか」と称したらいいのかわかりませんが、自然素材が持つ、曲線を描くような美しさがあります。

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 このレザーのドレープのジャケットなどは、レザーが柔らかくないと成立せず、そのクオリティの高さが推して測れます。

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 どのアイテムも最高級の素材を使用しているため、輝きが違うし、何よりも布の動きが美しくてこの上なく優雅に見えます。お利口さんに見える服、とでも言いましょうか。僕が良家の子女だったら、ヴァレンティノかディオールを着ることになるはず。それぐらいの保証があるアイテムばかり。

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 ディオールのメゾンには、今までにムッシュ・クリスチャン・ディオール、イヴ・サン・ローラン、マルク・ボアン、ジャン・フランコ・フェレ、そしてジョン・ガリアーノという歴代のデザイナーがいるわけですが、現職デザイナーのビル・ゲイテンは、ディオール社的にはそこにカウントしないのだそうです。ちょっと可哀想。でもこのコレクションを見た限りでは、メゾンのイメージとコレクションが整合してきていると思うんですけどねぇ。

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 次期デザイナーはラフ・シモンズになるという説が根強く、昨日はイヴ・サン・ローランを今季で辞めるステファノ・ピラッティが就任するという噂を耳にしました。皆、正式発表を首を長くして待っている状態。

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 でも僕はしばらくこのままでも良いかなって思ったり。ま、これだけのコレクションができているわけだし、ガリアーノを敬遠していた古い顧客が戻ってくる可能性だってあるわけですからね。ちゃんとディオールの歴代デザイナーにカウントしてあげるべきだし、メディアもビル・ゲイテンをしっかりサポートしてあげないといけないと思います~。

ガンバレ、ビル~!

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by tomoakishimizu | 2012-03-03 23:25 | パリコレ | Comments(6)
Commented by nacre at 2012-03-04 08:56 x
はぁ~、美しい。。。
パターンはどなたが作っていらっしゃるんですか?みなさんおかかえのパタンナーさんとかがいらっしゃるんでしょうか?素人質問ですみません。。。
Commented by tomoakishimizu at 2012-03-04 20:10
nacreさん、そうなんです。見ていてウットリできるのだけれど、批評する人たちは、新しいトピックに乏しいと言う可能性もあるんですよね。難しいところです。でもこのコレクションを見て、これからが期待できるなって思いました。
パターンは専属の社員がやっているはずです。もしかしたらヘルプでフリーランスをつかっているかもしれませんが、基本は社員だと思いますよ。
Commented by やす at 2012-03-05 10:21 x
友くん、、こんにちは。
「中国のスター」は違いますね。ついつい「ツッパリ・ハイスクール・ロックンロール」という言葉が浮かんでしまいました。おまけに友近に似てるだなんて・・・。(笑)

ガリアーノの麻薬的な刺激のデザインからビル・ゲイテンのデザインになると、なんとなく物足りなさを感じてしまいますが、でも、保守的なデザインが好きな人には安心できますね。保守的というか「キチンとした」デザイン。
Commented by tomoakishimizu at 2012-03-06 20:44
やすさん、どうも~。ツッパリって死語ですねぇ(笑)。ちなみに僕の地元の茅ヶ崎には沢山いました。ついでに銀バエつながりで書くと、杉本哲太は同じ中学です。
「ガリアーノの麻薬的な刺激のデザイン」という表現を読んで、ちょっとハラハラしちゃいましたが(笑)、そうですねぇ、今のディオールには毒気はなくなりましたね。でもキチンとした人が着るには良い服だと思います。今の時代、これって結構貴重なことだと思います~。
Commented by えりりか at 2012-03-07 19:21 x
こんにちは

ディオールは今回も色もシルエットもすっごく好みです。
ビルさん続いて欲しいな~。

ミラ・キュニス嬢とは「ブラックスワン」でナタリー・ポートマンのライバル役で妖艶な演技を見せたあの女優さんですね。大出世!
Commented by tomoakishimizu at 2012-03-08 19:26
えりりかさん、一昨日ディオールのプレス担当とお話ししたところ、このブログの記事を訳してビルに渡したと言っていました(笑)。僕もビルにはもうちょっと続けて欲しいと思っています。他にクチュールメゾンのデザインをできる人が見当たらないですからね。
ミラ・キュニスの広告は、僕はあまり好きじゃないかも。バッグを顔の高さまで持ち上げているのが、ちょっとあざといというか。ミラ・キュニスの顔もそんなに。僕はナタリー・ポートマンの方がまだ好みです。ということで、ディオールはブラックスワンの2人を同時に広告に使ってるんですよね。凄い~。
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