ジョルジオ・アルマーニ先生のクチュールショーは、グラン・パレの一角で行われました。数日前にドリス・ヴァン・ノッテンがメンズのショーを開催したところと一緒。
ま、とっても分かりやすいテーマでした。ヘビを中心とした爬虫類からインスピレーションを受けたコレクション。
素材は蜂の巣状に織られた布(多分日本製)を多用し、フューチャリスティックなシルエットで、頭にはとぐろを巻いたヘビのヘッドドレス。とにかくヘビ、たまにワニ、でもやっぱりヘビ。これでもかヘビ、な感じ。
こちらのドレスは胡蝶蘭をイメージしているのだと思われますが、トップ部分はやっぱりヘビ。全体的には爬虫類を通り越して、宇宙的な世界観をのぞかせてます。とにかく凄い!
これ、よく見るとヘビのお腹側の模様みたいで、リアルすぎて気持ち悪いかもぉ。でも完璧な仕立てなので、見られる作品にはなってますね。
全50体近くの力作ばかり。でも最後は飽き飽き(笑)。まあ、仕方ありません。『アルマーニ』という伝統芸能というか、文化財のお披露目なんですからね。キューバのカストロの5時間演説よりはマシってもんです。
アルマーニといったらセレブですね。こちら、世界の女性の中で一番のお金持ちといわれているリリアヌ・ベタンクールさん(左)と娘のフランソワーズ(右)。リリアヌはロレアルのオーナーで、おととしは多額の献金をしたとかで大スキャンダルとなり、娘とも不仲になったようですが、こうやって公の場に一緒に出てきたのは、周囲を落ち着かせるための火消し作戦なのかも。
キャメロン・ディアス。ヴェルサーチの会場でキャッチできなかったのですが、ま、どこかのメゾンのショーにくるだろう、くらいの感じで構えていたら、アルマーニにお出ましです。ヴェルサーチでキャメロンを見かけた友人たちは「オバサンだった~」と口をそろえてたけれど、あ~確かにお直ししないときついお年頃かも、と思った僕です。
こちらお直し番長のアルマーニ先生。一時病気で衰えが見えていましたが、また元気になって戻って来てくれました。何か新しい美容法にトライしたのかな~?
明日はアレクサンドル・ヴォーチエ~