先日クリニャンクールで見つけたキャニスターです。どういうわけだか、最近キャニスターが気になって、ついつい目が行ってしまいます。
ホウロウ製のキャニスターはここ最近ずっと人気があるみたいだし、相変わらずカフェオレボールはコレクターからの要望が強いとのことですが、陶器製のキャニスターは微妙な立ち位置のよう。一応日本で売ることを考えているものの、持って行ったところでどうなんだろうなぁ。もの凄く重いし壊れやすいしで、考えあぐねいているところです。
実はビレロイ&ボッホって読み方、今日覚えました(笑)。今まではフランス語風にヴィルロワ・エ・ボッシュとか適当に発音してたかも。今はドイツの会社になっていますが、元々はフランスのロレーヌ地方でスタートしているそう。
Made in Saar Basinとなっているので、ザール地方で作られたことがわかります。ザール地方は1935年に住民の投票でドイツに帰属が決定したフランスとの国境の地域。このスタンプは1921~1933年まで使われていたそうで、このキャニスターは正にその時代を思わせるアールデコ様式です。
欠けなどはほとんど無いのだけれど、真っ黒けだったので漂白剤に1週間以上浸けてみました。でも細かいヒビ割れの中まではきれいにならず。こういう汚れが残ったままの陶器って日本では買う人がいるのだろうか、と思いながらも、やっぱり自分で持っていても仕方ないので日本行きにします~。
半年後までお待ち下さい~