
ここ最近自社のショールームを使って発表されていたヨウジヤマモトのショーですが、今回はもっと広いベルシーの複合競技場で行われました。片側にだけ真っ赤なカーテンが掛かっていて、ちょっとデヴィッド・リンチの映画風?

イメージソースは18世紀のフランスで、貴族的なドレスと労働者の服の対比を見せていました。でもそればかりではなく、様々な要素を盛り込んでバリエーション豊かに仕上げています。

ラフルで飾られたジャケットとペチコートを入れたスカート。両方ともボリューム感がヨウジらしいですね。

こちらは平民(?)の服。ブラウスの裾部分の広がり方やスカートのボリュームなど、いつもながらシルエットが絶妙です。

最後に登場したマリエ。大きく膨らんだ袖やぺプラムが装飾的でロワイヤルな印象ですが、そこにスニーカーのようなシューズを合わせてカジュアルダウンさせているのがこのメゾンならでは。

山本耀司。髪をかき上げた直後に撮ったので、こんなショットになってしまいました。実はこの2日後に、フランス政府から文化勲章コマンドゥール(民間人が受勲する中で最高位)を叙勲しています~。
おめでとうございました~