サカイのコレクションは前回同様、オペラ地区にある銀行のホールで行われました。取り立てて凝った演出をするわけでもなく、シンプルに服を見せていました。ある意味服がデコラティブなので、集中して見ることができたかも。
得意とする異素材使いとレイヤードを続行。大きな変化はないのですが、揺るぎないエレガンスがあって安心して見ていられます。
各パーツのボリュームの出し方や全体のシルエットの見え方など、全て計算されているかのようで相変わらずの美しさ。デコラティブではあるのだけれど、過剰でなくとてもいい匙加減。
昨日パリコレの成り立ちについてちょっと触れましたが、リアルクローズでありながらドレッシーというバランスの取り方は、現代のモードにフィットしていると思います。
シャツドレスやブレザーなど、マスキュリンなアイテムのミックス具合も絶妙。日本のパリコレブランドの中でダントツの売り上げという話ですが、ここまでオールマイティな作りだと納得しないわけにいかないと思いました。
オマケ。日本のクラブカルチャーの一時代を築いた藤原ヒロシ。何でお出ましになったんだろう。あ、もしかしたらショーの音楽を手がけていたのかも。確認するの忘れた~。
今日は展示会巡りです~