
ジバンシィのコレクションはパレ・ドゥ・トーキョーで行われました。ここはスタンディングの場所さえなくて、立ち見をしようとしている人はつまみ出されるという憂き目に。僕はカメラパスしか持っていなかったので、何とかカメラマンスペースにしがみついて見ました。ジバンシィ、なんでこんなにいつも厳しいんだろう。

デザイナーのリカルド・ティッシは、クリスチャン・ディオールのデザイナーに就任するという噂がありますが、まだ確定していません。もし仮にディオールへ移ったとして、今までのジバンシィのように人数を限定してスタンディングは一切無しみたいなことにされたら、僕のような地位の低い人間は困ってしまうでしょうね。

これは僕の個人的な意見ですが、服を作るからにはできるだけ多くの人に見せるべきだと思います。コレクション1つ作るのに沢山の人の手がかかっていて、沢山の人の生活が懸かっているわけですからね。ショーはセレブだけが招待され、服はレッドカーペット上だけで着てもらえば良いわけでなく、広く開かれるべきだと思うのです。一般の人に服を買ってもらわない限り、ファッション業界は成立しません。ということで、やっぱりリカルド・ティッシのプレンテーションのやり方には疑問を抱いてしまう僕です。

さて、コレクションのお話。会場にはニコル・リッチー、リブ・タイラー、レティシア・カスタ、ストーンズのロン・ウッドなど、もの凄い数のセレブが来ていましたが、僕はそれどころではないのでセレブショットは無し。

コレクションは、50年代のピンナップガール、ベティ・ペイジと、ロキシー・ミュージックのデビュー・アルバムのジャケットでポーズをとったアマンダ・レアーにインスパイアされているのだそう。
アマンダ・レアーは、以前僕のブログで紹介していますが、元々は男性だったといういわくつきの元モデル。ロキシー・ミュージックのジャケットでは、フェティッシュな黒のコスチュームをまとった細いアマンダが格好良くポーズをとっています。

会場にはブルーっぽいパープルの花とイエローの花を飾ったアーチが置かれていて、パープルとイエローの蘭のプリントが沢山出てきました。その他に、ピンナップガールとか、パンサーとかチェーンのモチーフも。

黒のパテントのスカートやブラを合わせたシースルーのブラウスなど、フェティッシュな香りのするアイテムが目白押し。そしてトレーナーとかスタジアムブルゾンといったカジュアル&スポーティなシルエットのアイテムのバリエーションも豊かで、それはそれで面白かったです。でも、これって値段が値段だし、みんながこぞって買うものでもないかもぉ、なんて思ってしまいました。相変わらずハードル高い。

ショーのあと何日かして、ジバンシィのショールーム近くでベテランのジャーナリストさんに会いました。とっても暗い顔をしているので「どうしたんです?」なんて声を掛けると、「もうパリには来ないかも」なんて言います。「今ジバンシィを見てきたけど全然ダメ。今回のパリはつまらなくて、次回は来なくていいって思っちゃった」のだそうです。

でも別のジャーナリストさんは、ジバンシィを今季No.1と大絶賛していました。ま、人によって意見が違って当たり前。色々な価値基準によって評価が分かれるのが面白いところです。で、僕の意見ですが、もうちょっとパリコレの規制を緩めてくれればいいな、っていうことだけ。売れる売れないは別として、コレクションとして完成度高かったと思います~。
僕が女性だったら着ませんけど~(笑)
↓今日も応援お願いします~