前回ヨウジヤマモトの記事で触れた被災者サポートの会についての報告です。結局日本からやってきている友人は現れませんでした。ガッカリ。
とにかく、どんな会なのか全くわからずに参加しましたが、要するに主催した舞踏家の女性が、映画のプロデューサーを招き、今の日本人の現状を伝える映画を作りたい、とアピールするためのものでした。
でもこれまたコンセプト的に商業映画にするには難しい内容だし、映画を撮るといっても、多数の人間が関わるため簡単には作れません。状況を把握している映画関係者が多かったので、みんな何となくその話はしなくなってしまいました。
その代わりといっては何ですが、映画のプロデューサーはその舞踏家の女性の表現力に注目し、「今度映画に出てください」みたいな話になりました。
ということで、早急な映画制作への筋道は作れませんでしたが、映画の世界で人脈を広げるチャンスを得たわけで、彼女にとって会を開いた甲斐はあったようです。将来、先述のドキュメンタリーを作るチャンスがめぐってくるかもしれないですからね。
今回もサポートについて色々と考えさせられましたが、やっぱり意識を高く持って、日本の現状を注視しつつ、明るく楽しく過ごすほかはないと思い始めています。でも意識を高めるって、実際にはどうやればいいんだろう…。
さて、今日はハイダー・アッカーマンのコレクションです。
前回のジャポニズム的なコレクションが絶賛を受け、カール様をしてシャネルの後継者はハイダーなり、と報じられたり、ディオールかジバンシィのデザイナーになるという噂が飛び交っています。
ハイダーにとっては、ジバンシィはリカルド・ティッシがゴシックスタイルを確立しているので、その跡を継ぐのはそれ程難しくないでしょう。でもディオールは、ガリアーノからいきなりハイダーだとかなり辛い。何とかガリアーノを説き伏せて、パリジャン・シックな方向へ持っていったのに、いきなり暗黒系にしたら、それこそ顧客離れが甚だしくなること確実です。
とにかく、ディオールもジバンシィもここ1~2ヶ月で後継者を発表すると思います。
で、ハイダーのコレクションなんですが、そんな噂が飛び交っている最中だったので妙に盛り上がっていました。最後のモデルが出てくる前から大きな拍手が起きちゃったほどです。
とても美しいことに変わりはないし、方向性にブレがないのは確かですが、あまり変わり映えしないといえばしない感じ。アイテムによってはどんな構造になっているのか良くわからないものもあって、そういうのってどうなのかなぁ~なんて思ったりも。
ま、それでもシルエットが美しいジャケットやコートなど、着易そうなものも含まれているので、コレクションとしてはバランスが取れていたと思います。
ルイ・ヴィトン・グループ、早く発表してくれないかな~。
明日はツモリ~
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