オートクチュール最終日は、恒例のジュエリーデイ。ヴァンドーム広場にあるジュエリー専門店が、ジャーナリストや顧客に向けて自慢のコレクションを披露してくれます。先ずはヴァンクリーフ&アーペルから。
今回は、1930年代に作られたジッパーシリーズと、最近作られたものを同時に展示していました。このジッパーのアイデアは、シンプソン夫人によるものだったとか。写真のネックレスは両方とも30年代のもので、恐らくアーカイヴとして残すはず。だから販売はされないと思います。まぁ、売られたとしても、簡単に買えるような値段ではないのでしょうが。
ジッパー部分はちゃんと上下します。だからその日の気分で首まで詰めたり緩めたりも可能。ヴァンクリーフの細工の精巧さにはいつも驚かされます。
さて、こちらはブシュロンの象のブローチ。今回は自然のモチーフが多く見られましたが、単純に可愛く作るのではなく、何か心に引っかかるような毒とかアクのようなものが感じられて面白かったです。
こちらはクラゲの指輪。クラゲなんてジュエリーのモチーフにしにくいと思うのですが、ブシュロンはそれを具現化させるだけの力量があるなぁって感心することしきり。
不景気でどこのメゾンも大変だとは思いますが、この素晴らしい技術だけはしっかりと保持して欲しい、なんて思いました。商品を買えないので、陰ながらそう願うだけなんですが。
明日からパリコレです~(泣)
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