ご存知、ジョルジオ・アルマーニ先生のクチュールライン、アルマーニ・プリヴェのショーは、前回同様エスパスヴァンドームで行われました。入っていきなりペドロ・アルモドヴァルとソフィア・ローレンを発見。ソフィア・ローレン、ちょっとお顔がパツンパツンすぎて怖い・・・。
招待客数をもの凄く限定しているせいか、あちらこちらに空席が目立ちました。僕の感覚からすると、何千万というお金をつぎ込んでいるのだから、入りきらないくらいの人を呼んで見せた方がいいと思うのですが。
消防法のせいで制限せざるを得ないところがあるのでしょうし、例え席が埋まりきらなくても招待客を厳しくセレクトするのがクチュール、みたいな不文律があるのでしょうね。もったいないなぁ。
今シーズンは、宝石のイメージでコレクションをまとめていたアルマーニ先生。レディ・ガガの衣装を手掛けてから、何だかちょっと方向性が変わってきたかも。周りのジャーナリストの反応は今一つでしたが、意外性があって結構好きでした。
アルマーニといったらベージュグレーですが、今回は赤、青、グリーン、ブルーなど、フラッシー&ヴィヴィッドな色が沢山。素材は、以前のクチュールのコレクションでも使っていたメタリックに光る化繊を多用していました。この素材って張りがあって、造形的に面白いシルエットを作れるようです。
でも何よりも目を引いたのが、カッティングの素晴らしさ。このドレス、ヒップ部分でカットが入っているのですが、ここまで彫刻的な形を出すの、かなり大変だと思うんです。作れって言われても、こんな風に立体化できません。
ショーの合間、最前列にジョディ・フォスターがいるのに気付きました。というよか、横にいた人に教えてもらって初めて気付いたんですが。結構地味な感じで、オーラも消し気味。で、ショー後に走っていってパチリ。右奥に見えるのは、映画『トロン:レガシー』に出演しているオリヴィア・ワイルド。でもその時は誰だかわからず、頬骨が高い、デカくて派手な人がいる、くらいの認識でした。
アルマーニ先生。アラエイト(そんな言葉あるんだろうか)だけど、ここまでフューチャリスティックで斬新なコレクションを作ってしまうなんてリスペクトです。もちろんアシスタントも沢山いるはずですが、ほとんど全てをコントロールしているというお話。ご立派です~。
レディ・ガガには地味?
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