メゾン・マルタン・マルジェラのオート・クチュールラインともいえる、”アルティザナル”(=職人芸的)コレクションは、本社の一室で行われました。大きなショーではなく、何回かに分け、少人数に向けてサロン形式で発表。アルティザナルは、新旧の素材を使った一点物のコレクションで、直営店のみで扱われているようです。
今回のコレクションテーマは”フラワー”。どれも色鮮やかでハッピーな空気が漂っていました。
一番上の作品は、ヴィンテージのドレスを解体してマキシ丈にし、ヴィンテージのプラスチックバッグをスパンコール状にカットして、それを襟ぐり部分とヘムにモチーフに合わせて縫い付けてあります。
ペイズリーのスカーフをフリル状に縫い付け、立体的に成形したジャケット。制作時間は83時間。
こちらは、ポリエステルの花輪の花部分だけをつなぎ合わせて作ったジャケット。制作時間は120時間。凄い迫力です。
リバティーの小花プリントの生地をリボン状にカットして編み、それをパネルに縫い付けたドレス。とにかくこれを着ていれば、どこでも目立つこと請け合い。こういうドレスをアカデミーとかで着てもらいですね。制作時間は52時間だから、この中ではそんなに高くないのかも。ハリウッド女優は借りてばかりいないで、ちゃんと買ってください。
紙細工のようにリボンをあしらったキャットスーツ。キャットスーツって、単にオールインワンのことを指すんですが、キャットウーマンに由来しているんでしょうか。制作時間は106時間。
色が鮮やかで、楽しい服ばかり。今回のクチュールは幸先いいかもぉ、なんて思った朝一番、10時のコレクションでした~。
明日はアレクシス・マビーユ~
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