メゾン・マルタン・マルジェラは、クチュール期間中にアルティザナル(=職人の、手仕事の)・ラインを発表しています。これはオート・クチュールとは違うけれど、1点もので、より手の込んだ作品で構成される、正に職人技をきかせたコレクションです。
今シーズンは本社の中のアトリエでミニショーが行われました。アルティザナル・ラインは、新品・中古品を問わずアクセサリーや布切れなどを世界中から集めてきて、服として構成し直すというのがコンセプトの一つでもあります。例えばこのジャケットはクラッチバックを解体して作ったもので、フォルムはロボットみたいだけれど、目が離せないほどの魅力を放っていて、思わず「欲しい~」と唸ってしまった程。留め金とかスタッズがそのままになっていて、見て直ぐにバッグだとわかるのもユーモアがあって良いです。
こちらはバックスキンのウェスタンジャケット。肩から袖にかけて編んだフリンジを飾っているため、いかつくて迫力があります。
カウボーイブーツを解体して作ったジャンプスーツ。これもよく作ったなぁと感心した作品。
全部で10体のミニコレクションでしたが、その世界観を見事に伝えていて説得力がありました~。
明日は若手クチュリエ~
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