シャネルのショーが終わって、グラン・パレからカルティエ現代美術財団へ超特急で移動しました。ご存知の通り、現在カルティエ現代美術財団ではビート武北野の展覧会が開催されています。それで、オープン前日にプレス関係者を集めて会見を行なったのでした。
日本では「ビートたけし/北野武」となっていますが、ここではあえてフランス風にビート武北野にしてみました。
現地に到着すると、パリにいる日本人のメディア関係者がずらりと集っていて、挨拶するのが面倒なくらい。よく見ると、さっきシャネルにいたはずの各新聞のファッション担当者や、女性誌の編集長まで姿を見せています。どうして? パリコレ期間中だから当然か、と思って横を見たらWWDジャパンの菅ちゃんがいて更に納得。
壇上には北野武氏、オフィス北野の社長である森氏、カルティエ現代美術財団ディレクターのシャンデス氏、そして謎な日本語を話すフランス人女性の通訳の4人。北野武とシャンデスは中央に座り、2人して肩をカクカクさせていて何だかおかしかったです。きっとそういうところでも通じ合うものがあったのかなぁって。
3人がそれぞれ話をしてから質疑応答の時間になりましたが、みんな日本的なあいまいな質問を浴びせていて微妙な感じ。「これってどうなんですか?」とか「どんな感じですか?」みたいな質問ってハッキリしなくて困ると思うんですけど。もっと答えやすいように、話の範囲を狭く細かくして明瞭にすべきですよ。
某新聞社の記者なんて、「フランスから勲章を受けたそうでおめでとうございます」と話し始め、そのことについて質問をしましたが、その時点でまだ公に発表されていなかったので、オフィス北野の社長、森氏はムッとしていました。すっぱ抜きではないですが、こうやって情報をリークしなきゃいけないのはわかるけれど、これまた微妙だなぁ、ファッションだけじゃなくて新聞も辛い世界だなぁ、なんて。
質問の時間の最後に、北野武が物凄く泣ける話をしてくれて、思わず涙を浮かべてしまった僕。この人って色々な経験をしているからこその表現者なんだな、って思いました。とにかく、同じく会見にいた友人が言った「あの男の子供だったら産んでもいい」という発言が印象的でした~。
展覧会について書けなかった~!
↓今日もワンクリック~♪