一昔前のジャン・ポール・ゴルチエといったら超人気ブランドで、誰もがショーを見たがったものでした。僕も若い頃に憧れて、随分色々なものを買いましたよ。着ただけでマッチョ体型に見えてしまう80年代のセーターは未だに持っていますが、こればかりは恥ずかしくて着られません。ほんと、これこそタンスの肥やしです。
で、今のゴルチエは、う~ん、新しいものがあまりない感じ。ジャーナリストやスタイリストで、このブランドのショーだけパスする人も少なくありません。オートクチュールは素晴らしいと思うときがありますが、プレタポルテは微妙。で、他のメゾン同様ビジネス的に厳しくても、フランス政府による支援があるため会社は運営できているそうです。なんていう話を関係者の人から聞いちゃいました。
さて、今回のショー。さっき写真を見るまで、どんなコレクションだったかすっかり忘れていました。民族衣装をゴルチエ風に解釈したもので、アフリカ、中央アジア、スペインなど、様々なタイプのフォークロアをミックス。詰め込みすぎだったり、組み合わせがまずかったりといったルックもありましたが、美しい刺繍が施されていたり、ふんだんに毛皮を使っていたりで、それぞれ目を見張るようなアイテムが目白押しでした。新しいものは無かったけれど、コレクションとしては良かったかも。
中国や東欧、アフリカなど、世界各国から集められたミュージシャンで構成された楽団が演奏。このゴチャゴチャ感がゴルチエっぽいですかね。
いつもピントが合わないゴルチエ先生ですが、今回は上手く行きました。お腹が揺れるのが目立つので、走るのやめたほうがいいと思うんですけどね~。
自分では痩せたと言ってましたが・・・
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