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ステファン・ローラン オートクチュール 2010春夏

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 いやぁ、今日のニュースにはビックリしました。アレクサンダー・マックイーン死去。彼の作品って僕にはグロテスクすぎて全然好きではなかったにしろ、ポッカリ穴が空いてしまったような喪失感。ネットでニュースを見て大声で「えっ?」を3連発してしまいました。あ、彼の服がどんなものかわからない方は、Lady Gagaの『Bad Romance』のビデオを見てみてください。最初と最後のドレスがそうです。ちなみに去年の10月に行なわれたレディース最後のショーのフィナーレで流れたのがその曲で、ワールドプレミアだったそう。って、僕、彼女の音楽も全然好きじゃないんですけどね。

 気を取り直して、ステファン・ローランのオートクチュールコレクション。トロカデロにある建築遺産博物館の地下ホールで行なわれたショーには、彼のクライアントとおぼしきお金持ちそうなオバチャンが大挙して押し寄せていました。最前列には顔を引っ張ったり切ったり貼ったり入れたりみたいな人ばかりで壮観~。

 ちょっと遅れ気味で到着し、入り口は物凄い人で溢れかえっていました。ジャーナリストとクライアントの2つのテーブルがあり、そこでスタンディング、あるいは席の番号をもらいます。僕はジャーナリストの方に並んでいると、前にアルマーニの会場で見かけたことがあった、ブルドッグみたいな原型を留めていない物凄い顔をしたマダムが「あなた私の後ろにいたでしょ」と言いながら割り込もうとします。どう見ても彼女はジャーナリストではないので、「ここはジャーナリスト用ですよ」と反論すると「向うは混んでるからいいのよ」だって。自分に席が用意されてないことを知った彼女はブチ切れて、受付嬢に文句を言いながら会場へ入っていきました。その後しばらくして会場に入ると、さっきのブルオバチャンはちゃっかり最前列に座ってるではないですか。凄すぎる。という僕もスタンディングなのに席に座っちゃったんですけどね。

 コレクションは、悪くはないのですが、どうもなぁ。ジャン・ルイ・シェレルのクチュールを手掛けていた頃からそう思っていましたが、彼の服はどこか冷たい感じがして好きになれません。広報担当のオバチャンがコレクションを見ながら涙しているのが見えましたが、「はぁ~?」なんて思ってしまった僕。

 写真は最後に登場したマリエで、25、000ものプレクシグラスのパーツを使っているのだそうです。恐竜みたい・・・。

とにかく重そう~

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by tomoakishimizu | 2010-02-12 02:03 | パリコレ | Comments(0)
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