パリ郊外の古物市で見つけた、古き好き時代をしのばせるバッグ。売っていたのはフランス人の若い男性。これともう一つ、明日紹介する予定のぬいぐるみと一緒に購入。このバッグが10ユーロで、そのぬいぐるみが5ユーロで、それを値切って12ユーロに。かなりお安い買い物をしました。
縦11cm、横幅19cm。制作メゾンのタグはありませんでしたが、フランス製と書かれたタグはついていました。素材はヴィスコースか何かのモワレ素材で、ビーズとスパンコールを刺繍してあります。竹ビーズとシードビーズはどちらも極小で、現在生産されていません。バッグ自体は40~50年代のものだと思いますが、ビーズだけ20年代のものを使っているのかも。ビーズは中のミラー加工が黒ずんで、こんなグレーのような色になっています。左側にワインか何かの染みがありますが、実物はそんなに目立ちません。ま、最初から使うつもりがないので関係ないけど。
裏側を見るとこのようにベルトが付いていて、ダンスする時に手を入れて持てるようになっているんです。売っていた男性は「これは(腰に巻く)ベルトに通すため」なんて言っていましたが違います。ベルトを通すんだったら2本付けないと安定しません。写真のように手を入れて持ちながら、男性と組んでダンスするためのものです。という話は、実はファッションに長く関わるジャーナリストの女性からの受け売りなんですけどね。関係ないけど、僕の手ってタラコみたい・・・。
中を開けるとジャ~ン。リドのマッチが出てきました。売っていた男性いわく、電話番号が7桁しかないので、おそらく50年代のものとのこと。
一本も使われていないので、このバッグを所有していた女性は喫煙者ではなく、マッチは記念にもらってきただけのかもしれません~。
もちろん資料として両方ともタンス行きです~
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